「地味PMの1年」を振り返るMTGの風景
この記事は 地味PM Advent Calendar 2022 25日目の記事です。
本日は、アドベントカレンダーのネタあわせをする ながしま と さとじゅん の MTG の様子をお送りします。(※この MTG は 12/21 に行われました)
おつかれさまです!
とりあえずアドカレの最終日、日程だけ抑えちゃいましたが、内容はどうしましょうか?
なんか2人で話した内容を、そのまま記事にするみたいにするのどうですか?気楽な感じで。
いいじゃないですか。そうしましょう。
アドカレどうでした?
そういえば、私、毎日みんなのアドカレ投稿をコメントつけて Tweet してるんですけど
えらい。私は目にとまったものだけです。最近 Twitter の表示アルゴリズム難しくないですか?
あー、わかります。なんか結構つらいですよね。見逃してしまう。なんで、Twitter のタイムラインで拾うのはあきらめて、 アドカレのページ から拾ってます。
地味だけど大事ですよね。PV 全く変わってきますからね。
今回のアドカレ、企画はだいぶ思いつきでしたけど、結構よかったなと思って。よく、勉強会って企画した人が一番得するみたいな話あるじゃないですか。あれに似てるなと。
「地味PM」ってテーマ縛りじゃないですか。で、企画におもしろがって乗っかってくれたひとが毎日書いてくれるわけですから、参加者がお互いに毎日好きなテーマの文章が読める。これは最高だなと。
地味PMはコミュニティ?
これ、私当初から言ってるんですが、地味PM ってコミュニティにしたくないと思っているんですよね。コミュニティマネジメントしたくないですし、そもそもそういうものでもないと思ってますからね。
最初のイベント企画するとき、まだ迷走してて、当時出たての機能を使った、幻の Twitter コミュニティ作りましたよね。作るだけ作って、2人しか入ってないけど(笑)
普通、コミュニティって、初めに場所があるじゃないですか。その場所にいくと、誰かがいるから、何か得られるから、と期待して、とりあえずその場所に行ってみよう、みたいな。そしたら集まった人でコンテンツが生まれてくるみたいな。
地味PM って逆なんじゃないかと思ってるんです。最初集まるべき場所はなくて、最初に誰かが発言して、そこに共感が生まれて、ちょっと俺も / 私も言いたいんだけど〜、ってわいわいしていたら、あとから共感で人がつながってきて一時的に場ができる、で、終わったらまたサーっと消えていく、みたいな。
たしかに!
究極の目標は概念となって消えることですからね。これって誰が言い出したんだっけ、くらいの。
わかるー。
からの、一年のふりかえり
そういえば、ちょっと SNS でディスられましたよね。
もういいんじゃないですか、その話は。
いやいや、私、嬉しかったんですよ。最初の note がわーって伸びて、みんな「わかるわかる」ってなって、イベントまで開催させてもらって、楽しいには楽しかったんですけど、根が天邪鬼なので、どこかで「外から見ると、これは内輪ノリなのでは?」という気持ちが出てきまして。
いつくらいでしたっけ。
たしか2回目のイベントの前くらいでしたかね。それまでは、知り合いの知り合いで Twitter で広がって、面白がってるところに、そうじゃない視点からのコメント。そのときに気づきましたね。これはつまり、共感の外の層までコンテンツが届いたんだなと。ディスられてるんですけど、嬉しかったなぁ。「知らない人に届いた!」って。あと、実は、その方、ちょっと勘違いもされてて、よく見ると「実は同じことを大事にしてる人」だってわかったりして。
そうなったときに、ちゃんと、最初の note の「仮説」や「定義」がちゃんと書いてあったのはよかったですよね。定義も読んでー、気持ちは同じだよーって。
そうなんです。ここに立ち戻ることができますからね。
今読んでもいい note だなーって。
私も、今回アドカレを企画するにあたって、久しぶりに読んでみました。自分でいうのもなんですが、ちゃんと気合い入れて書いているな(笑)って。
あ、そうだ。実はこの note 、ほぼ1年前なんですよ。1月くらいの。
2022年1月時点での視点としてはこれでいいんですけど、どこかで、内容が時代遅れになっていくんじゃないかなとおもって、このままずっと掲示していてよいのか、どうしようかなと考えていたところなんです。
この内容についての仮説検証とふりかえりをしますか。
おもしろそう。
最初の note をふりかえる
最初、これを書いたときには世の中への「カウンター」のつもりだったんですよね。でも、全然「カウンター」ではなかった。
思ったより、みんな「そう思ってた」みたいな。
そうですね。結果的に、むしろメインストリームの話でしたね。
そこは振り返っておきたいなと思って。
ちゃんと最初に「仮説」があるのがいいですよね。
この一番最初の「PM業界・PMに対する評価が度を超えて過熱し、期待と実態とが乖離しているのではないか」
これはでもありますよね。すごいキラキラとしたところが多かったですよね。 それが流通しやすいってのもありましたね、そういう情報がね。
でもこれ、「一見外から見るとキラキラッとしてる」と思う方々に、この活動を通じて1年間いろいろお会する機会があって、いろいろ話してきたんですけど、「地味なことは大事だと思う」「むしろPMってそもそも地味じゃない?」ってみんな言ってるんですよね。
うんうん、確かに。それはそうなんだよなぁ。
「「PMかくあるべき」が急速に整っていく中、世の中にあるPM論だけが果たして「PMのすべて」なのか」これはどうですか?
PMの光と影みたいな、この影のところが全然映されてないじゃないかみたいな感じなんですかね。
っていう投げかけだったんですけど、ね。。。(苦笑)
投げかけだったんだけど、なんていうんでしょうね。 これも、思った以上にみんな「そうだね」ってなりましたね。
そうですね。あとみんな地味なことは笑い飛ばしてやってるというか、頑張ってますっていう感じですよね。
本当そうだなぁ。この2つは仮説として正しかったんじゃないですか。
そうですね。なんか正しかったんだけど。
事実として正しかったというか、「そういうふうに思ってるよねって思ってる人が多いということが確かだった」って感じですかね。
ちょっと言ってる意味分かります?
分かります。正しいか否かってよりも、同じように思ってる人が割といたってことですね。事実としてそうじゃなくて、そう思ってるよ、私もっていう人が多かったっていう。
いいじゃないですか。地味な仮説検証結果としては。
この note の、後半のこの「自慢の地味な仕事を紹介し合うことができれば、仕事の大切さを肯定し合えるといいよね」みたいなのは、 これはまさにそういうつもりでみんな meetup やアドカレに参加してくれた感じはありますよね。
別の note でも書いてるんですけど、「聞きたい」じゃなくて「言いたい」がこんなに多いイベントなくない?みたいなのがすごく象徴的だなと思っていて。
meetup のアンケートの結果とかあったじゃないですか。回答してくれた人の1割が「次回喋りたいです」みたいな。
確かに。
たとえば、某大規模PMイベント参加して、「次回私喋りたいです」って、数千人の参加者のうちの数百人はさすがに書かないですよねたぶん。
確かにね。そこは大きかったですよね。敷居の低さというかコンセプトに共感してるってことなんでしょうね。"いい話" というより「これ、自分のことだ!」みたいな。
「地味=つまらないのか?」ていう投げかけもいいですね。
人によるじゃないですか、やっぱり大きなインパクトを出したいとか、動いてるものが見たいとか、人から評価されたり、感謝されたり、そこは全部つながってると思うんですけど。
それって、別に地味か派手かの違いじゃないよねっていう話ですよね。
なるほどね。
こんなことも書いてましたね。
「自己肯定感の向上」「プレゼンテーション力の向上」「プレゼンス向上」
多くの人がそうなったかどうかっていうのは知らないですけど、観測範囲で言うと、例えば「普段こういうことはなかなかアウトプットしないけど、今回機会があったんでアウトプットしました」とか言ってくれてる人がいたりとか。
今回のアドカレがそうだったと思うんですけど。
そういう人がツイートのびたりとかしてるとめちゃくちゃ嬉しいですよね。
確かにね。やっぱり敷居の低さも相まって、初めてのチャレンジをしてくださる方はいらっしゃいましたね。
そういう人が書いてくれた文章がね、ちゃんと面白いんですよ。本当に面白くて、きれいにというか、すごい気持ちが入った文章で、そういう文章ってちゃんと届くんで、知らない人同士がコメントし合ってたりとか。
この辺の3つって結構できたんかなーっていう感じがしますね。
自分がやってきたことを振り返って、こんなに良かったよ。こんなに地味だったよ、良かったよって言えて、ある程度自己肯定ができたっていう状態で。それを文章にまとめ上げるっていう、やっぱりめんどくさいからやらないじゃないですか。私もなんだかんだ今年の後半は文章をあまり書いてないんですけど。
まとめるって最後はしんどいんで。大変ですよね。
大変なんですよね、意外と。構想の中ではすごく面白いんだけど、書いてみるとめちゃくちゃ面白くなかったりするんですよね(笑)
7割ぐらいできても3割ぐらいの詰めとかが結構しんどかったりするんですよね。がんばって書き上がったときには、きっとプレゼンテーションの能力も上がるでしょう。
この地味PMの「プレゼンス向上」っていうのは、実はみんながそう思ってたってのもありますね。
私も meetup 1回目のときに 評価について発表した んですよね。どうやって評価を上げるかって。
meetup 2回目でも まだいさん が評価について発表してくれてましたけど、それだけ評価は大きなテーマ。
時間押してね。
それは言わない。
押しますよって宣言して、本当に押してね。
(笑)
期待値調整がすばらしかった。
こういう日の当たらないところに日の当てていくところっていうのは、本来マネージャーとかがやるんでしょうけど、それでも不十分だから、こうやってみんなで日を当てていこうっていうのは一つ大事な活動だったわけですね。
いや、面白い。いや、面白かったなーって。
最終回みたいな言い方。
でもいいなー、確かにこの note すげーいい note ですわ。
ありがとうございます。
来年はどうしますか
来年どうしましょうね
そうそう、最後その話だけして今日は終わりにしようかなと思ってたんですけど。
分からないですよねー。
はい、分かりません。だって、アドカレだって急な思いつきだったじゃないですか。
そうですね。やったこともなかったから。すげえと思って。
私も企画やったことなくて、アドカレちょっとやりたいんですよねって社内の有識者に聞いたら、 ADVENTAR っていうサービスがありましてって。そうなんだみたいな。教えてもらいながらやるみたいな。
分かんないけど、来年面白そうなことが見つかったら何かやるぐらいの感じですよね。
そんな感じかなーと。「3ヶ月に1回は必ず何かやるぞ」みたいなことはとかは全く考えてなくって。「そろそろなんかやります?」みたいな。突然降りてくる感じで。
それはそうかもしれない。
自分たちでハードル上げてもあれですし。
この先は、やりたくなったらやるし、むしろやってほしかったらやってくれたらいいし。
そうなんです。この活動は、オープンソースなんで。それでいいかなと思ってますけどね。敷居は上げない状態で、のんびりとやりたいですね。
そうですね。皆さんののんびりご参加くださいみたいな感じですね。
時々思い出してハッシュタグ #地味PM とかつけてくれれば。それで十分ですっていう。
よい。
おわりに
これは 地味PM というプロダクトのふりかえりなわけですね。
年の瀬だし、ふりかえり。締まりますね。
よし、そういうコンセプトの記事にしましょう。できましたね。よかった。
よかったよかった。それじゃ、お疲れ様です!良いお年を〜。
みなさま、 地味PM Advent Calendar 2022 にご参加ありがとうございました!エントリーを書いてくださった方も、読んでくださった方も、大変感謝しております!すごくたのしかったです!
(おしまい)
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