いちごのパフェは世界を救う
パフェって、不完全なスイーツだと思う。
いろんな素材が入っている分、
上のフルーツはおいしいけれど、中間のゼリーが
私の口には合わないかもって思ったりするから。
でも、そんな不完全さが愛おしい。
自分好みの味がする部分を探して最後までとっておいたりする。
それも楽しみのひとつなのだ。
福岡。どんたく祭りの日だった。
体感温度、30度。
人混みの中、とある場所を目指して歩く。
ガラス張りの大きな窓。目の前に流れる川を眺めながらワインも飲めたりしちゃう、おしゃれなお店。
「お待たせしました」
キラキラと輝くいちごのパフェ。
「うわぁ〜〜おいしそ〜〜〜」
思わず心の声が漏れる。
パフェって美味しいのはもちろん、
なんといっても、ビジュが良い。
見ているだけでワクワクする。
「いちごは〇〇で、クリームは××を使用し..」
こだわりポイントを教えてくれる。
大概お洒落な単語が並ぶので覚えていないけど(苦笑)、
聞いてから食べるパフェはより美味しく感じる、気がする。
一口、二口、三口
あまりの衝撃に、目ん玉落ちるで!?ってくらい、目がかっぴらいた。
今まで食べた中で一番おいしい!!!!!!
いちごうま。
クリームうますぎん?
アイスうんま〜。
ピスタチオってこんなにおいしかったっけ。
クッキーうま。オレオみたい。最高〜
なんかおしゃれな色の練乳(ワインをブレンドしたものらしい)、これやばいわ〜。
食リポは苦手だ。
美味しいものを食べたら、「美味しい」以外の語彙が消失する。
脳の全ての機能が、味わうことだけに集中しているに違いない。
一口ごとに、おいしっっっ。いや、、おいしいな?!
と言いながら、ものの数分で平らげた。幸。
オチはとくにない。
パフェって素敵よね
と言いたかっただけ。
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