前頭側頭型認知症

前頭葉、側頭葉、前頭葉と側頭葉の両方に限定された障害。

特徴

・社会性の消失や社会的なルールの無視。身勝手な行為。
・性格変化が激しく、怒りやすい、不機嫌、爽快、人を無視した態度、非協力的な態度、不真面目な態度、ひねくれた態度、ばかにした態度が目立つ。
・常同行動:毎日同じ行動を繰り返す。
・手続き記憶:出来事記憶、視空間認知能力は比較的保たれる。
・言語の障害:同じ内容の話を繰り返したり、おうむ返しを続けたりする滞続言語がみられる。
・語義失語:簡単な言葉の意味を理解することができない。


精神症状

・被影響性の亢進:真似をしないでと言っても真似をするなど、他人の行動に影響される。
・脱抑制:信号無視、万引きなど反社会的な行動が目立つ。
・常同行動:毎日同じ行動を繰り返し、時刻表的な生活になる。
・自発性の低下。
・特定のものに執着する。


ケアのポイント

・視空間認知や出来事記憶、手続き記憶は保たれているのでそれらを活かす。
・被影響性の亢進や常同行動をうまく活かし、好きな作業や日々の生活パターンを取り入れることで新たな生活パターンを獲得する。
・入浴などの清潔を保つ行為が習慣化出来るようにする。
・常同行動は妨げないで危険がないか見守る。
・外出を妨げない。徘徊ではなく周回と呼ばれる。



4大認知症について説明してきましたがいかがでしたか?
認知症を理解することも、認知症の人と接したり面倒をみたりするのも大変なことです。
認知症で困ったことがあれば、一人で抱え込まずに認知症サポーターや社会資源を活用してみて下さい。きっと助けになってくれると思います。
施設などで介護を提供している方々のために、こうするとより良くなるかも知れないと体験談を語ってみたいと思います。また、こんな人がいましたよと患者さんや利用者さんの症状についても語ってみたいと思います。興味がなくてもぜひご覧下さい。

笑えるかどうかはあなたしだい・・・



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