熱中症予防

冷房が壊れている施設では職員や利用者の熱中症のリスクが高い。

特に風呂介助の際は地獄である。

しかし、ちょっとした工夫で熱中症を予防することが出来る。


1、アイスノン(保冷剤)の活用

タオルを濡らして首に巻くのも効果的だが、ケーキなどを買った際にもらえる小さな保冷剤をタオルで包んで首に当て、タオルがズレないように輪ゴムなどで止めると1時間くらいは体を冷やしてくれる。
保冷剤1つでもいいが、3つ使うと更に涼しくなる。
風呂介助やオムツ交換の際に重宝される。
保冷剤が溶けたら別のに替えて、また冷凍庫で冷やすと何度も使える。

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2、身体を濡らす

水で身体を濡らすと物理的に冷える。
今は品不足かも知れないがアルコールがあるならアルコールで身体を拭くと、気化熱で身体を冷やしてくれる。熱中症の緊急時の対応にも使われているが、アルコールに過剰に反応してしまう人はやめて下さい。


3.水分補給

多量の汗により水分や電解質が失われてしまいます。汗と同様の成分が含まれた飲料が理想ですが、お値段が高いですよね。そんな時は何でもいいので飲んで下さい。スポーツドリンクがいいですがお茶でもジュースでも何でもいいです。
汗をかくことにより体温を下げていますが、水分が不足すると汗をかかなくなります。汗が出なくなったら要注意。脱水症と熱中症の危険が高くなります。
高齢者は汗をかきにくくなっているので熱がこもり熱中症になりやすくなっています。


4.塩分補給

最近では夏限定の飲料に塩分が含まれているものが多く見られます。また、塩アメや塩タブレットなども見かけるかと思います。そんな塩アメやタブレットでもいいのですが、入浴介助時におススメなのはしょっぱいお煎餅とカリカリ梅。実際に施設でやっていましたが、お煎餅やカリカリ梅を食べた時の方が塩分補給に適していました。

お味噌汁も最高ですので昼食のお供に是非ともご検討下さい。


よく言われている熱中症予防について話しましたが、暑い時や喉が渇いたなと思った時は無理せず、涼しい場所に移動したり水分補給して下さい。

お煎餅やカリカリ梅はこっそりと食べて下さいね。

写真は今日実際に入浴介助時に使用した物です。
2時間はもつ大きさでしたが、水分補給をしていても頭がクラクラしてきました。クラクラしていないか、水分補給は出来ているかなどみんなで声に出して確認しながら作業していきたいと思います。

暑さの本番はこれからです。ばっちりと対策していきましょう。



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