小1の壁ゼミ 2022 【入学前準備編】

こんにちは。もちもちWG(※)の原口です。

今回は、昨年12月に行われた「小1の壁ゼミ」についてレポートしていきたいと思います!

※もちもちWGとは、株式会社LIFULLにて有志メンバーで運営しているワーキンググループです。
「子もち」「持病もち」「介護もち」など、様々な「もち」の従業員の就業をサポートする「縁の下の力もち」となるべく活動をつづけています。
子育て学級、小1の壁ゼミや保活ゼミ、コラムの執筆、特定の病気になった方の支援や障がい者雇用についての施策、またパパ向け施策などさまざまな事情を持っている従業員へのサポートを行っています。

「小1の壁ゼミ」とは、小学校という新しい環境に対する未知なる不安に対して、モデレーターの説明や先輩ママのアドバイスを聞いて、少しでも不安を取り除いていこうという内容のゼミです。

コロナ禍での入学準備も3年目となり、今までアナログ式だった学校とのコミュニケーションも、学校によって差があるものの、だいぶデジタル化が進んできているようです。

役立つ情報が盛りだくさんですが、今回は【入学前準備】についてお伝えしたいと思います。

小学校準備

お子さんが年中さん頃になったら、お住まいの地域が学校選択制かどうかを確認します。
大きく分けて下記のような方法があります。

・学区制(基本他学区の選択不可):
住⺠票がある住所地により学区が定められる
・自由選択制
当該区市町村内のすべての学校について選択を認める自宅からの距離や通学時間に制限のある区もあり
・ブロック選択制
当該区市町村内をブロックに分け、そのブロック内の学校について選択を認める
・隣接区域選択制
従来の通学区域は残したままで、隣接する区域内の学校について選択を認める
・特認校制
従来の通学区域は残したままで、特定の学校について通学区域に関係なく、当該区市町村内のどこからでも選択を認める
・特定地域制
特定の地域のみ、複数の学校(指定校と許可校の3つ程度)から選べる

例)千代田区…学区制、江東区…自由選択制、中央区…特認校制
先輩ママさんやHPなどで情報収集をし、心の準備をしておいてください。

学童準備

学童については、公設学童民間学童の2種類があります。
公設学童に行かれることを考えている場合は、年長の7~9月頃までに状況を確認しておいてください。
民間学童の場合は、早いところだと年少頃から申込受付となります。
※お住まいの地域や学童の種類によって異なりますので、必ずご確認ください。

次にそれぞれの学童のメリット・デメリットを挙げます。

【公設学童】
メリット

・コストが低い
・学校に併設されていることが多いので、移動が少ない

デメリット
・学習の強制力がないことが多い
・学級閉鎖のとき行く場所がない(症状がなくても学童には行けません)       
・預けられる時間が短い(18:00か19:00で閉まるところが多い)

【民間学童】
メリット

・学童の中で習い事ができたり、習い事への送迎もしてくれたりする
・学校・家までの送迎や、夕食提供、長期休暇中のお弁当対応ありのところもある

デメリット
・コストが高い
・場所が遠い場合がある

それぞれのメリットを生かし、公設週3日、民間週2回というような通い方もできます。
学級閉鎖対応などを考えると、習い事と考えて週1回民間の枠を確保するのもありかもしれません。
突然開所することもあるので、地域の学童に関する情報収集をマメにしてください。
弊社ではリモートワーク(※)が行われていますので、放課後家に帰っても親がいる状態で過ごすことができますし、保活よりはリカバリーも効くので、各家庭のスタイル&求めるところにより、よく考えて選択するのがよさそうです。

※原則週2日リモートワーク(上長の許可があれば週1から週4日のリモート勤務・オフィス勤務可、特別な事情がある場合に限り、週5日リモート・オフィス勤務可)
本記事掲載時点では、新型コロナ感染対策としてリモートワーク推奨となっております。

入学前準備物

お子さんが年中になったらランドセルの購入を検討していただき、年長になったらランドセルを購入してください。

〈メーカー〉
工房系ランドセル専門店量販店系
 →工房系の場合は年長の5~6月に販売開始
 ※展示会は早い所では年中1月〜開催しています。コロナ禍の影響で、展示会も入場制限あり・WEB予約が必須の場所が増えています。
人気モデルは開始日にネットで買わないと完売することもあります。(ネット販売のみ受付のメーカーもあります)
それ以外は意外とギリギリまで買えます。

〈素材〉
合皮(クラリーノなど)→軽い、安価、耐久性が高い。
本革(コードバンなど)→重い、高価、質感がよい。
 →クオリティの高い合皮もあるので、サンプルで確認するのがよいと思います。

〈色〉
・ピンクや水色などいろいろな色があるが、6年間使うものなので、ある程度親が候補を絞ってから本人に見せた方がよいかもしれません。

〈機能〉
・A4フラットファイル対応/持ち手/安全ナスカン/オートロック/反射板/6年保証
・背負ったときの感じ

1年生の間はカバーをかける学校が多く、カバーをかけてしまえば何でも同じなので、あまり悩み過ぎないのも!
結局は買う人(親や祖父母)の好みになることが多い気がします。

 準備・購入物

年長の1~3月頃に入学説明会があるので、学校から指示のあったものを準備してください。
準備物については、学校により大幅に異なるので、説明会前に知りたい場合は、同じ小学校の1学年上の保護者にヒアリングするのが一番です。
以下は共通して準備する物の例です。

◆給食袋、体操服袋、手提げ袋などの袋系(図書袋、iPad袋などが必要な学校もあり)
◆ランチョンマット
 #サイズ指定ありの場合となしの場合あり
◆クレヨン(色数指定)、色鉛筆(色数指定)、鉛筆(硬さ指定)、筆箱、のり、はさみ、下敷きなどの文房具系(学校支給のところもあるようです)
◆防災頭巾(カバー)
◆上履き、上履き入れ
◆体操服、赤白帽、校帽
◆雑巾、雑巾つるし用の洗濯ばさみとひも
◆マイ箸・スプーン・水筒(コロナ禍になって毎日持参になった学校もある)

基本ネットで買えますが、以下のポイントに注意するとよいかも。

◆手作り品の有無
→手作りアウトソース:ネットでオーダー可能だが、2〜3月の繁忙期は納期がかかるので、早めに発注

◆記名が漢字かひらがなか
→名入れ鉛筆、名前シールは2〜3月は繁忙期で入荷までに時間がかかることがあるので判明次第すぐに発注

◆体操服等購入指定業者が土日もやっているか
→土日やっていない場合、計画的に買いに行かないとならない。

男子の場合安いものは2つ買っておく
→なくす......そして明日ほしいとか言い出す

◆キャラクターものが使えるか
→学校によってはNG。保育園時代に使っていたものが使えなくなることもある

特別支援教育

発達(知的/情緒等)に心配がある場合、義務教育においてどのようなフォロー体制にしてもらうかを相談する場
面談→検査(WISCなどの知能心理発達検査)→行動観察→方針打診→方針決定

【フォロー体制の例】
普通学級
普通学級+特別支援教室(通級)
特別支援学級または特別支援学校

【入学後フォロー】
スクールカウンセラー
放課後等デイサービス

一般的に6%程度の子どもが発達障がいと言われています。
早期発見、早期療育が良いと言われています。
(基本入学前スタートがいいと言われています)
詳しく知りたい場合は、お住まいの自治体の相談窓口にお問い合わせください。
東京都在住であれば、以下の支援センターへの相談も可能です。
http://www.tosca-net.com/

入学前準備まとめ

・同じ学校に先輩ママがいる場合は聞くと早いです。
・いない場合は小学校や先生、区に連絡をしてとにかく質問し、分からないことのないようにしましょう。

まだ「分からないことが分からない」状態かもしれませんが、意外と何とかなるので悩みすぎないことが大事です!
新しい生活に向けて、お子さんもパパ・ママも楽しみながら成長していきましょう♪

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