八月十一日

日記A面
なつやすみの自由研究と称して
・蝉が鳴いてる時間
・鈴虫が鳴き出す時間
を特定しようとしていた。
８時台に目が覚めた頃にはすでに蝉が鳴き出してしまっていた。不覚。
１８時頃からヒグラシが加わり、１９時頃から鈴虫の声だけになると判明。
ただ、蝉は夜が深まるとまた鳴き出す。うとうとしていたため時間は不明。

時間富豪の贅沢な時間の使い方。

日記B面
　一日中寝ていた。寝起きに宇都宮氏と電話し、またすぐ二度寝をし、気づくと１４時前だった。お腹がすいたのでうどんを食べることにした。最近、スーパーで流水麺なるものを発見した。水でほぐすだけで、レンチンも茹でもいらないうどん・そば・そうめんだ。味は劣るが、とにかく楽で意欲低下中の身には助かる。
　いそいそと冷蔵庫から取り出してよく見ると、一袋に二人前入っていた。ガッデム。面倒くさいので全部食べることにした。皿にぎちぎちに盛り、つゆとおろしをかけ、きざみのりをのせる。薬味は絶対に欠かせない。本当ならねぎもほしかったがあいにく切らしてしまっていた。
　この大雑把さと繊細さのアンバランス具合が人間味であり生きづらさであるな。などと頭に浮かんでいたが、こうして書き出してみると別に薬味へのこだわりは繊細さの表れでも何でもないように思えてくる。
　腹がはち切れそうだったが食後にアイスを食べラムネを飲みまたすぐに横になった。
　さて、明日は蝉より先に起きなくてはならないから早く寝ようか。