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#15 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ

ぎゃ!あれやん!!SHElikesのライターコースの課題やん!!

SHElikesのライターコース受講された方はわかるやつですね。笑

ということで、おはようございます。マイソンです。

明け方の若者たちという本があるのですが、わたしの心を揺さぶるバイブルなのでご紹介…!
(一応以前も紹介してるんだけどね、リライトしてみます!)

著者はカツセマサヒコさん。
何年か前、カツセさんの妄想ツイートというのが話題になった。最近はあまり妄想ツイートお見かけしないけど。

その妄想ツイートがきっかけで、わたしはカツセさんのファンになった。

そんなカツセさんのデビュー作が本書、明け方の若者たち

本書のレビューを検索すると出てくるのは、『自分のことのように感じた』という言葉の数。
もちろんわたしも例外ではなく、そう思った。


本書の魅力はズバリ、この物語を『自分ごと』にできることである。

ざっくりいうと本書は、『何者かになりたかった若者が、現実を受け入れて、自分の力で何者かになっていく』という物語。

本書には、主人公の名前は出てこない。
物語は、常に『僕』という一人称で語られている。

一人称で語られることによって、読んでいる人にとって、この物語が『自分ごと』になっていくんだろうなあ…。

この物語が、ただの共感だけで終わらないのは、登場人物の言葉たちが、まるで自分にも言われているように感じられるからだと思う。

「何者でもないうちだけだよ、何してもイイ時なんて」(36ページ)

「人生は、打率では表さないんだよ。」(107ページ)

イチローや本田にもなれそうにもない僕らに足りないものは、三振続きでも諦めずに打席に立ち続ける覚悟と、それを支えるメンタルなのかもしれない。(109ページ)

「体だけでも前を向かないと、心は尚更、後ろを向いたままだよ」(133ページ)

全て、本書に出てくる、わたしを救ってきた言葉たち。

元々は読者に向けられた言葉ではないし、もちろんわたしに向けられた言葉ではない。

登場人物が、主人公に投げかけている言葉だったり、主人公がただ感じている言葉だったり。

だけど読み進めていくにつれ、物語が『自分ごと』になるからこそ胸に刺さるワードが多いように感じるのだと思う。

まだまだ本書に出てくるお気に入りの言葉たちはあるけれど、少なくとも本記事で紹介したこの言葉たちは、読みながらハッとさせられる言葉たちだった。


本書は、共感できるポイントがいくつもあり、『自分ごと』のように読み進めることができる。
本書で出てくるセリフも、まるでそんな自分に言われているような感覚になる。


ちなみに本書は映画化もされている。

個人的に、小説や漫画が原作の実写化は、元の世界観との違いガッカリすることが多いのであまり好きではないんだけど、今作は違った。

あまりに忠実に原作を表現しているもんだから、本書と併せてぜひおすすめしたい。

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