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衝撃の向こう側に見たもの

7月18日土曜日の午後。
テレビを見ていたらニュース速報。
今日の新型コロナ感染者の速報値が流れた。
その後すぐ再びニュース速報。

「俳優 三浦春馬さん死亡。自殺とみられる。」

思わず声が出た。
その日の朝、映画の記事をネットで見て、夫と三浦春馬くんの話をしていました。

「三浦春馬のジェシー、すごいかっこいいよね!こんな結婚詐欺いたら、むしろ騙されたいわ!!」と話して笑っていたばかりだった。
なので、ことさら衝撃が大きかった。

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私は20年ほど前、当時20代中盤に差し掛かっている時に芸能プロダクションでデスクをしていた経験がある。

まだ10代の若いレッスン生と過ごすことも多くあったのだが、キラキラ輝いていて眩しかった。
夢に向かって一生懸命だし、男の子も女の子もみんな本当に可愛かった。
自分の妹や弟のように思ってました。

しかしなかなかしんどい仕事だった。若い子特有の繊細なところと傍若無人のところが混ざっておりどう接したらいいか分からなかった。

何を考えてるのか。なぜそんな態度なのか。
話してくれれば取っ掛かりも見えるかもしれないけど、そもそも話せるほどまとまってないから話しようがない。というのが多かった気がする。

しばらくして人事異動で他部署に配属されたのでその後、そのレッスン生たちと会う機会はほぼなくなってしまった。

三浦春馬くんのニュースを見て、私はその子達のことを想った。
テレビで見る子も数人いるけど、ほとんどがもう芸能界にはいないのだと思う。
当時は、まだLINEもない時代でメールでのやり取りが多かったから、もう誰とも連絡は取れない。

元気だろうか。
この先、もう一生会うことはないだろう。
それでもどこかで笑っていてくれれば。
生きていてくれれば。

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