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初めまして。 長年、認知症と共に生きた母と、父やわたしたち家族のことを、遠い記憶をたど…

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初めまして。 長年、認知症と共に生きた母と、父やわたしたち家族のことを、遠い記憶をたどりながら書いていこうと思っています。 同じ境遇で悩む方や、誰かの何かのお役に立てたら、母も、父も、きっと嬉しいかと。 初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

記事一覧

心の奥底にある〜大切な記憶の箱〜

正直、書き始めると、何から書いて良いのやら。 振り返ると、いろんなことがありすぎて、手が止まってしまった。 母の認知症の予兆が始まった頃から、わたしは日記を書き…

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3年前

迷子の母〜ある日、突然訪れた母の変化〜

母がおかしい、、、。 と初めて気づいたのは、当時、近所に住んでいた長男(一番上の兄)だった。 ちなみにわたしは3人兄弟。 6歳上の兄と、4歳上の兄、そしてわたし。 …

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3年前

ハートネットTV〜認知症とともに生きるまち〜

20年前は 「認知症は治らない。」 と言われ続けた。 母も、 どのお医者さんにかかっても、有名大学病院の先生に聞いても。 残念だけど、治らない。治療法はないです。 進…

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3年前
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親孝行とは〜天国の父と母に私ができること〜

約2年前の2018年、年末。 風花が舞う、空が青くよく晴れた日の朝、最愛の母が旅立った。 そして、 母の三回忌を目前にした、昨年、 母の待つ天国に誘われるかのように、父…

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3年前
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心の奥底にある〜大切な記憶の箱〜

心の奥底にある〜大切な記憶の箱〜

正直、書き始めると、何から書いて良いのやら。

振り返ると、いろんなことがありすぎて、手が止まってしまった。

母の認知症の予兆が始まった頃から、わたしは日記を書き留めていた。

それは、書き留めていた。というよりも、
自分の気持ちの整理や、思いを吐き出すため。のようなものでしたが、

これを機に、押入れの奥にある日記帳たちを探してみることにした。

しかし、2010年より前のものが見つからない。

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迷子の母〜ある日、突然訪れた母の変化〜

迷子の母〜ある日、突然訪れた母の変化〜

母がおかしい、、、。

と初めて気づいたのは、当時、近所に住んでいた長男(一番上の兄)だった。

ちなみにわたしは3人兄弟。
6歳上の兄と、4歳上の兄、そしてわたし。

長男は、当時、すでに結婚し、父と母の住む実家から徒歩10分程のところにアパートを借りて住んでいた。

兄が奥さんと共に実家に遊びに行っている際、
近所のコンビニに牛乳を買いに行ってくる。
と散歩がてら出かけた母から、数十分後に電話

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ハートネットTV〜認知症とともに生きるまち〜

ハートネットTV〜認知症とともに生きるまち〜

20年前は 「認知症は治らない。」
と言われ続けた。

母も、
どのお医者さんにかかっても、有名大学病院の先生に聞いても。
残念だけど、治らない。治療法はないです。
進行を止める方法はありません。

と、言われ続けました。

わたしは当時から、
その言葉になぜか納得がいかなかった。
何か方法はあるはずだと、漠然と、ずーーーっと思っていた。

だからと言って、自分一人ではなにもできなかった。

現在

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親孝行とは〜天国の父と母に私ができること〜

親孝行とは〜天国の父と母に私ができること〜

約2年前の2018年、年末。
風花が舞う、空が青くよく晴れた日の朝、最愛の母が旅立った。

そして、
母の三回忌を目前にした、昨年、
母の待つ天国に誘われるかのように、父もあちらへ行ってしまった。

母は、享年74歳。
約20年間の闘病生活を、最後まで力強く生き抜いた。

父は、母の闘病生活を、一番近くで見守り、支え抜いた。(と思う。)
もちろん、多くの人に支えられながら。

2年前の夏のおわり。

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