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初めまして。 長年、認知症と共に生きた母と、父やわたしたち家族のことを、遠い記憶をたど…

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初めまして。 長年、認知症と共に生きた母と、父やわたしたち家族のことを、遠い記憶をたどりながら書いていこうと思っています。 同じ境遇で悩む方や、誰かの何かのお役に立てたら、母も、父も、きっと嬉しいかと。 初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

最近の記事

心の奥底にある〜大切な記憶の箱〜

正直、書き始めると、何から書いて良いのやら。 振り返ると、いろんなことがありすぎて、手が止まってしまった。 母の認知症の予兆が始まった頃から、わたしは日記を書き留めていた。 それは、書き留めていた。というよりも、 自分の気持ちの整理や、思いを吐き出すため。のようなものでしたが、 これを機に、押入れの奥にある日記帳たちを探してみることにした。 しかし、2010年より前のものが見つからない。 そーいえば、 数年前の引っ越しの際、 ” 今を生きねば!” と、何冊か処分し

    • 迷子の母〜ある日、突然訪れた母の変化〜

      母がおかしい、、、。 と初めて気づいたのは、当時、近所に住んでいた長男(一番上の兄)だった。 ちなみにわたしは3人兄弟。 6歳上の兄と、4歳上の兄、そしてわたし。 長男は、当時、すでに結婚し、父と母の住む実家から徒歩10分程のところにアパートを借りて住んでいた。 兄が奥さんと共に実家に遊びに行っている際、 近所のコンビニに牛乳を買いに行ってくる。 と散歩がてら出かけた母から、数十分後に電話があったそうだ。 「帰り道がわかんなくなっちゃった。」 実家は、父と母がそこ

      • ハートネットTV〜認知症とともに生きるまち〜

        20年前は 「認知症は治らない。」 と言われ続けた。 母も、 どのお医者さんにかかっても、有名大学病院の先生に聞いても。 残念だけど、治らない。治療法はないです。 進行を止める方法はありません。 と、言われ続けました。 わたしは当時から、 その言葉になぜか納得がいかなかった。 何か方法はあるはずだと、漠然と、ずーーーっと思っていた。 だからと言って、自分一人ではなにもできなかった。 現在でも、治らない。と言われているかもしれないけれど、進行を遅らせることは確実に可能

        • 親孝行とは〜天国の父と母に私ができること〜

          約2年前の2018年、年末。 風花が舞う、空が青くよく晴れた日の朝、最愛の母が旅立った。 そして、 母の三回忌を目前にした、昨年、 母の待つ天国に誘われるかのように、父もあちらへ行ってしまった。 母は、享年74歳。 約20年間の闘病生活を、最後まで力強く生き抜いた。 父は、母の闘病生活を、一番近くで見守り、支え抜いた。(と思う。) もちろん、多くの人に支えられながら。 2年前の夏のおわり。 母の容態が思わしくない。 と父から連絡があってから、わたしは、『親孝行』とい

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