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おいしいごはんの見つけ方

おいしいごはんが大好きだ。食べること自体ももちろん好きだが、それよりも、食べる店を探しているときが一番楽しい。日頃から飲食店探しを楽しんでいる。かなり楽しい。

食事に対する向き合い方は千差万別だが、私は旅行でもするような気持ちで楽しんでいる。今までの旅行の思い出には必ず食事の記憶が付いてきていて、むしろ場所よりも食べたものの記憶の方が強いかもしれない。カナダのアップルサイダー、香港の腸粉、韓国のタッカンマリ、ハワイのグリーンカレー(よく行くタイ料理店があった)、台湾の胡椒餅、タイのプーパッポンカリー、ニューヨークのハンバーガー。その国の料理を食べるたびに旅行の記憶を思い出していたら、行ったことのない国でもその国の料理を食べるだけで、半分行った気分になれるようになった。

ニューヨークで食べたハンバーガー

料理にはその国の文化のすべてが反映されている。すべてが! その国の土、風、歴史、人、空気を感じたくて、いろいろな国の料理をどんどん食べてしまう。たった1時間で、ここではないどこかに行ける感覚を直接的に感じられる料理という行為が大好きで、ついつい食べログを開いてしまうのだ。

三軒茶屋「香辣里」の湖南料理 初めての辛さが新鮮だった

飲食店の探し方

食べログとGoogle、時々Twitterを併用している。Instagramから探すことはあまりない。まず、訪問先のエリアを食べログで検索し、その周辺の飲食店をざっと見る。その時点で高評価のものは一応チェックしつつ、眺める中で気になるジャンルのものがあれば、「エリア+ジャンル」で再度検索をかける。星が低くても高くても一旦口コミを確認し、気になるお店はGoogleマップでも(経路確認含め)検索。レビューを確認し、心から感動している声が多ければ絶対においしいお店だ、と確信した上で食べログに戻りブックマーク。「秘密のメモ」に、チェックポイントをメモするまでが一連の流れだ。

食べログは口コミ件数が15件程度と少ない場合、それらの口コミ平均が星4~5だったとしても、店自体は星3.05~3.2あたりになることが多い。おそらく身内による操作を防止するためだと思うが、結構このケースは多いので評価が低い店も気になったところはチェックするようにしている。逆に評価が高い店は、異様に客単価が高かったり、みんなが認める名店なので自分で発掘した感が少ないため、機会があったら、程度の心持ちにしている。ちなみに私が一番好む点数は3.28〜3.48あたり。「適正な価格で感動のおいしさ」の店が多い。

銀座「ビストロ ヴォージュ」のランチ。これで1,000円は意味がわからない

大学が池袋の学生街にあったこともあり、リーズナブルでおいしい飲食店に恵まれていたので、基本的に料理の質と値段が見合わない店には足が向きにくい。また、高価格帯の飲食店も行かないわけではないが、高い値段を出せばおいしいものが出てくるはずなのに、なぜか記憶に残らない食事が多い。「この価格でこのおいしさ、この記憶、この感動!」が揃った時、私にとって最も良い飲食店となる。「安くておいしい、空気感含めて最高」もあれば「ちょっと高いけどこれは納得、うま〜!」「これはお金を出して食べたい丁寧さだ…」など、バランスが大事

曳舟「貯水葉」のルーロー飯。

最近、食べログにおけるポイント操作や、食べログによる客層の変化が飲食店に及ぼす悪影響が叫ばれている。しかし私はいろんな飲食店に出会わせてくれた食べログに正直やはり感謝しかない。逆に食べログに載っていない店との偶然の出会いは苦手で、しっかりした人からはそんな態度が揶揄されたりしてしまうのかもしれないけど、人生長いので、一旦食べログで出会えるお店を一通りさせてください、の気持ちです。あと今年はビブグルマンの店をとにかく巡りたい気持ちでいっぱいです。

新橋「ビーフン東」のちまき。なぜか思い出してまた食べたくなる

おいしいご飯を食べたい人、一緒に行きましょう。よろしくお願いします。

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