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ファンは絞る

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単価を上げる

仕事をしていて痛感していること。それは、単価を上げた方がお客様の反応が良いことです。普通逆だと思うでしょう。しかし、単価の高いサービスを提供した方が、クレームも少なく、気持ちよくお仕事をさせて頂けます。これはよくマーケティングの本とかで言われていて、私も半信半疑でそうさせて頂いたんですけども、マジです。

もちろん、法外な価格設定はアウトです。市場の相場からかけ離れたものは選ばれにくいでしょうし、また自分の中で「これはボッタクリだ」というマインドがあるからです。逆に安すぎるのもいけません。価格競争だと中小には大手に勝ち目がないですし、自分の中に「私の価値はこんなもの」という卑屈なマインドを生み出します。人間、良くも悪くも思ったことが現実化するものです。自分の中で、背筋を伸ばして胸を張って堂々と掲げられる価格、精魂込めて奉仕させて頂こうと思える価格を設定すること。難しいですが、これが気持ちよくお仕事をする上で重要な部分かと思います。

後は、ブランディングとかマーケティングとか色々ありますが、自分で自分の価値を決める、それも自分が納得して胸を張れるような。決して安売りしてはいけません。一見自分を安売りすると喜んでもらえそうですが、「私なんてこの程度の価値しかありません」ってやると、「お前なんてこの程度の価値しかないわ」ってお客さんが来られて、そういう扱いを受けます。つらたん。

ファンは絞る

これは「あつまれ!どうぶつの森」が流行した当初の話ですが、あるゲーム実況者さんが、視聴者さんのお宅訪問ならぬ「お島訪問」の企画をなさってました。実況者さんがリアルタイムにパスコードを発表し、視聴者さんがそれに応募する形のものだったと思います。その企画に参加するためには、事前に説明欄だったかTwitterだったかの要項を読んで理解して、その上でないと申し込めないような仕組みになっていました。

実況者さんは、「わざとハードルを上げてあります」っておっしゃってました。動画配信は視聴者層が割と若年層に偏っており、モラルのない視聴者も少なくありません。私も以前、コメントに「死ね」とか書かれたことがあります。一周回ってそういうのは逆に気にならないもんですけど、しかしそういう視聴者とコラボすることになんてなったら、番組がどんなに荒れるか分かりません。配信者が細心の注意を払ってコラボ先を絞るのも分かります。

(余談ですが、動画配信に限らず、ネットや仕事でコラボするのは大変です。距離が近くなればなるほど、合わない部分も見えて来るし、また付き合いが広くなればなるほど、思わぬトラブルに巻き込まれたりします。今、本業の部分では、コラボや配信は休止しております。情弱にはハードルが高うございました…。)

ファンにおもねることと、自分を貫き通すこと

先日X(旧Twitter)で、「15年前は何をしていましたか」っていう話題を拝見したんですが、15年前は社畜をしながらパワハラに喘いでおりました。(笑)それから脱サラして自営業を始めて幾年月。最初は、たまたま流れでご縁のあった仕事で開業して、その後すったもんだで現在の仕事の形に収まりました。そして自由になった時間で執筆活動を始めて、今があります。

開業当初とは、仕事も時間の使い方も、随分変わりました。最初は自由にビジネスを始めたつもりで、会社員精神が抜けておりませんで、自分を長時間仕事に拘束するのが当たり前、お客様のご要望に全てお応えするのが当たり前、なんて思ってました。もちろん、お客様のご要望にお応えすることがプロでもありますが、唯々諾々、何でもかんでもハイと言う、というのとはちょっと違います。線引きするところは線引きし、サービスを安売りしないということはとても大事なんだな、と痛いほど学んで参りました。

それは執筆も同じだと思うのです。私共のような初心者に無茶なリクエストをされる方はいらっしゃいませんが、有名な作家の先生になると、「あの解釈はどうなの」とか「この結末は期待外れだった」とかいうお声を時折耳にするものです。それだけ期待が大きい、楽しみにされるファンが多いということの証左でもあるのですが、だからといって、自分が楽しんで創作活動が出来なくなってしまうと、本末転倒だと思うのです。

まだ端にも棒にも引っかからない私が言うのもなんですけど、仕事には、楽しい気持ちを込めると楽しいエネルギーが乗ると思ってます。人の好みは人それぞれで、世に出した作品がどう評価されるかは、評価された方のものですけども、人によっては同じカレーを辛いと評価され、人によっては甘いと評価されます。じゃあ、自分が美味しいと思うカレーを出すしかないと思うんですよね。明らかに甘いカレーが流行ってて、自分もそれ美味しそう、作ってみたい、出してみたいって時には、それでいいと思うんですけど。

それより今は、個人でありながら多くの人に情報を届けられる時代。仕事も文章も、数をこなせば上達するわけですから、臆せずにやりたいことを自分らしく発信して行かなアカンな、などと思うのであります。それで「何だコイツ期待外れやな」って言われることもありますけど、全員に響くように書いた作品って、誰にも響かないんですよね。まずは自分に響くように。自分らしく、自分の創作したいものを創作していきたいな、と思っております。

今日もお付き合いくださって、ありがとうございます。

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