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【雑記】写真の話し

10月の展示が終わって以降、怒涛のスケジュールによって、すっかり写真と距離を置いた生活を余儀なくされていた。

そんな中先日、空蓮房で催されている「森石川山水図」をみにいく機会があった。

書家の森と写真家の石川×キュレーター大倉による本展。身体性、生と死を直接的に提示した内容であった。

そこで、久しぶりに自身の作品と現在における写真の立ち位置とを話す機会があった。

自身の修論をもとにした個展を催していたが、その後本展に対する論評というのを目にするのは非常に少なかった。

というのも、私が提示したのは、たとえカメラという装置を使用しなくとも、なんらかの方法によって画像データのフォーマットが生成できさえすれば、それが「写真になる」というものである。

つまり、写真とは必ずしもカメラで撮影する必要はないよね、という内容であるため、写真=撮影として携わってきた人からすれば、本書を肯定することはそれまでの自身の行為を否定することになってしまう。すなわち、「写真家」にとっては非常に都合の悪い内容なのである。

とはいえ、別に撮影によって得られるイメージが不要と言っている訳ではない。そのあたりは本書を読んでいただけるとわかるかもしれない。


久しぶりにアート脳を用いたので、次なる制作も考えつつ、とはいえまずは目の前の片付けに追われる日々。いい加減、飽きてきた。。

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