見出し画像

そして緘黙 is ... ?


この記事は 5分程度 でお読みいただけます📖



こんにちは、maru.です🌱


前回は「双極性障害ってなんや、、」というお話をしましたが、
こんな病気ですよ~というお話で詳しく掘り下げるつもりはなかったので

ざっと引用をして当事者目線で噛み砕いてみたり、
体験談をほんの少し紹介してみたり…


直接的な学びを得るような記事ではありませんが、
気楽に読める感じで書いてみました。



こちらから前回の記事に飛ぶことができます✈️



その流れで今回は「緘黙ってなぁに」というお話をしたいと思います💭


私の場合は「選択性緘黙」とか「場面緘黙」と言われるものではありますが

そもそも「緘黙」という言葉自体
前回の双極性障害より認知されていない印象があるので

精神疾患とは少し部類が違うと思いますが、

ちょっとでも認知に繋がれば良いなぁと思いつつ
同じように、ゆる~くお話をしようと思います。


前回と同じく、

当事者のひとりではありますが、専門家ではないので
詳細な知識や解決策などは一切ありません

また、考え方とか現れ方は人によって変わると思うので
あくまで私個人の場合としてお聞きくださると嬉しいです。


知識が無くても、難しいことは分からなくても、
当事者なりの感覚だとか体験談をお話していくことで

「緘黙」への関心を持ってもらう、聞いたことはあるかも くらいに知ってもらう
ということができれば嬉しいなと思います😌


私がこれからお話する「緘黙」については
「選択性緘黙」と「場面緘黙」という2種類の表記があります。

「場面緘黙」という方がもしかしたら伝わりやすいかもしれないのですが
調べてみたところ、大きな違いは無いそうです。

以前、医学的には「選択性緘黙」の方が使われると聞いたことがあるので
今回は統一して「選択性緘黙」という表記をします








🏳️当事者的な「選択性緘黙」の概要


早速ですが、今回もちょっとだけ引用を交えて概要をお話しますね。


「他の状況で話しているにもかかわらず、特定の社会的状況において、話すことが一貫してできない」状態であると定義されている。

日本場面緘黙研究会 HP

「選択性緘黙」、定義としてはこういうことらしいです。


このままでも簡潔ですが、もう少し分かりやすくすると

「家では普通に話せるけど、学校では上手く話せない。」
「友人とはちゃんと会話ができるけど、会社では言葉が詰まる。」

というような例があります。


場面緘黙は、脳の損傷や先天的異常などの不可逆的・恒久的な器質障害ではなく、社交不安症 (social anxiety disorder) の一つとして考えられる症状である。

日本場面緘黙研究会 HP

ということで、疾患や病気の中のひとつの症状として捉えられることもあるようです。


同じような、「話すこと」についての症状は他の病気にも
「吃音(きつおん)」「クラタリング」というもの等がありますが
今回お話する「選択性緘黙」とは違います。




🏳️普通の人と違うの?


さてさて、概要をお話しましたが
「そうは言っても普通の人にもあるじゃん」「要は恥ずかしがり屋でしょ」
みたいな意見も多々あるのではないかと。

私自身、緊張しいな面もあるので「絶対違う!!!」と断言はできませんが

個人的には「照れ屋」とか「人前が苦手」という場面と
「選択性緘黙」が出ている、という時では感覚が全然違います😢




🏳️私の「選択性緘黙」の感覚


選択性緘黙は感覚が違うと書きましたが
ここからは
じゃあどう違うのか、というお話をしていこうと思います。

言葉の受け取り方や感じ方は人それぞれなので
全てが伝わるわけではないと思いますが、参考になれば幸いです🌱

同じ選択性緘黙の症状でも
私の中ではいくつかパターンがあるのでそれを紹介していきますね。


① ほとんど動けなくて、話せない

これが個人的に、一番症状が重いな~と思うパターンです。

本当に感覚で
筋肉や骨、神経などの問題ではないので、
どうにか無理やり動こうとすれば多分動けます

ただその場面ではどうしても硬直してしまうんです。

「あっ、だめだ」って思うし、
気持ちがそれどころじゃなくて、もはや動こうとも思えなくて

なんだろう、とても微妙なさじ加減ですが
「動けない」より「動かせない」のが近いかもしれないです

おもりをつけているのと似ているようで違って、
泥の中で動けないとも違うのですが、
例えば、誰かに腕を上げてもらうとしても反発してしまいそうな
「この姿勢じゃなきゃいけない」という思い込みがあるのかもしれません。

辛うじて少しだけ頭を動かせるので
「はい」「いいえ」での答えが100%な二択の質問であれば
どうにか仕草で伝えることは可能です。

でも、自分の気持ちを説明するとか、病院で症状を伝えるであるとか
絶妙な部分を汲み取らなきゃいけないような会話はとても難しいです。


なんとか動けるけど、話せない

この時は、
①に比べると動けるほうですが、普通にはまだ動けません

このパターンでのメインは「話せない」こと。

私的には「話せない」の中でもいくつかまた分類があるのですが
①と この場合は「声が出ない(口も動かせない)」という感覚です。

頭の中はずっとフル回転しています

思考や感情が言葉となってめちゃめちゃ巡っていて、
言葉はいくらでも思い浮かぶのに、口をひらけない。
口を動かせても声が出ない。

そもそも、声を出そう、話そうとすら思えない

①と同じように身体の問題ではなく、体感のお話です。
難しいですね…(他人事)


③ どうにか動ける、何度も詰まるけど話せる

これは個人的に一番調子が良いパターンです。

①も②も、動かせる気もしない、頭がすごい働いていても声が出ない、と言ったような
どうやっても「出来ない」が全面にあふれた感じでしたが

これはなんと、頑張れば話せます!!!

②では、声が「出ない」に近い感覚だったことに対して
この③では、声が「出しにくい」に感じ方が変化します。

「声が出しにくい」というのもポイントがいくつかあって

話し始めの1音目(「こんにちは」の「こ」など)が
かすれてしまったり、声の大きさを間違えたり

頭では話せていても、話途中で言葉が詰まったり

特に話し始めに関しては
それまで声を出さない時間(待ち時間や相手の話を聞く時間)が長いとよく起こります。




🏳️まとめ


パターン分けをして私の症状の一部をお話しましたがいかがでしょうか?

様々な考え方、捉え方があると思いますが

選択性緘黙の特徴は「一部の限られた場面で」症状が出るということ。

私自身、普段は家で過ごしていて、話すし歌うし踊ります
友人とも普通に話せるし、店員さんに挨拶したりもします😊

でも(精神科に限らず)病院や、カウンセリングなどの場所、気持ちが落ちている時…
パターンは違えど色々な場面、タイミングで選択性緘黙の症状が出ます

私は小さいころから選択性緘黙だと言われていました。
実際、幼少期で発覚する方も多いようですが
成長するにつれて落ち着いていくことが大半なんだそうです。

生きている中でずっと持っている感覚なので
改めて言葉にすると表現が難しいのですが
こういう特性を持った人もいるんだな~、と思っていただけたら嬉しいです💮




🏳️あとがき


さぁさぁ、
もう6月も末になり、1年の半分が過ぎるらしいですが
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

気温が乱高下すると思ったら暑い日が続き、
そのまま真夏に突入するのかと思いきや短期集中型の梅雨になり…

そりゃ気象病も増えますよね!!!
「気持ちも体調も満身創痍🤧」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まずはゆっくり休んでいっぱい食べて身体を回復させること🛏️
そしてまったりして心の栄養もしっかり摂ること🌱

まだまだ気候は安定しないでしょうから、
頑張ること以上に、ご自身を労わることをお忘れなく!!!




このnote.は、私の体調も考慮しつつ、
無理のない範囲で投稿していこうと思っています。
(不調もあり、1ヶ月以上止めてしまいました…!!!)


皆様も同じように、心にも身体にも余裕があるとき、ふらっとお越しいただけると嬉しいです

もしどこかの調子が悪い時は、心も身体も、十二分に労わって休ませてあげてくださいね。


それではまた、次回の記事にてお待ちしております🌱




maru.

わんこが大好きな20代🐶

全日制高校からスクーリングが最低限の通信制高校に転学
その後4年制大学に進学するも、症状が落ち着かず自主退学。

今は自宅と病院を行き来する日々を送っています💭




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?