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好きを寄せ集める #02 I’d Rather Dance With You / Kings Of Convenience

大学三年生の頃、留学先のスコットランドはエディンバラで、たまたま立ち寄ったレコード店。なんで入ったのかは思い出せない。スコットランドらしくどんより曇り空で、風が冷たい日だったから、寒さしのぎに入ったのかも。

そうしてふらりと入ったお店で、10年経った今でもずっとお気に入りのアルバムに、出会いました。

BGMにかかっていたノルウェーのデュオ、Kings Of Convenienceの音楽。しっとりとしたメロディーが、天井が高く開放感のある店内、外に見える灰色の寒空と古い街並み…その場の空気感にぴったり合ってた。思わず足を止めたのを思い出します。

すかさず「これ、誰の曲ですか?」ってお店の人に聞いたら、すぐにCDを出してきてくれました。迷わず購入。CDの衝動買いなんて、はじめてだったなあ。

Riot On An Empty Street / Kings Of Convenience

かかっていたのは、Homesickという曲でした。男性二人の低音の調和が絶妙な、昼下がりのカフェで聴きたくなるような曲です。


…でも、実は私がアルバムの中でいちばん気に入ったのは、I’d Rather Dance With Youという曲。

先の曲に比べて、アップテンポ。さわやかで、軽やかで、聴いてると思わず踊り出したくなっちゃうのです、踊れないけど。

やる気を出したい朝、ちょっと気分が冴えないとき、逆に楽しみなイベントに向かうとき。ノリすぎず、ちょっと心を弾ませてくれる感じが、心地良いです。

最近新しい音楽を見つけるのはもっぱらSpotifyやYouTubeですが。

こういうアナログな出会い方も、やっぱいいよね、とむかしに想いを馳せたのでした。

#ワーキングマザー #ブログ #エッセイ #好きを寄せ集める #音楽

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