”悪い子”になれなかった”いい子”

 私は17年と数ヵ月生きています。そして、そのほとんどをーいや、多分全てを「いい子」で過ごしたと思います。家でも学校でも、いつも大人に褒められるタイプの子供でした。今もそうです。「いい子(人)」は『🐸をほめるのに使われる言葉ナンバーワン』です(今作りました)。母親が「少しくらい悪い子になってもいいのに」と冗談交じりで言うくらいです。

 「いい子」でいることで得することはたくさんあります。怒られないし、先生や大人からはとてつもなく信頼されます。友達からも好かれます。でも私は「いい子」になったのではありません。”気づいたらなっていた”だけです。

 「いい子」は「いい子」でも、私は「悪い子」になれなかった「いい子」です。「悪い子」でいられなかった分、私の反抗心はひそかに私の中のどこかに積もっている気がします。「悪い子」になって、可能な限り大人に反抗してみたいものです。学校に遅刻するとか、テスト勉強しないでひどい点を取って友達と「やばい、やばい!」と騒ぐとか。それで怒られてやめるか、やめなくてもいつかは大人になるんだと思います。

 過去の私に会えるなら、「あなたはいい子なんかじゃないよ」と言ってあげたいです。怒られてもいい、好きなことをしていい、と。「いい子」であることがあなたのすべてではないと、教えてあげたいです。


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