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リモートワークの気持ちのケアについて

私は社外メンターとして社員の1on1を行ったり、組織改善のお手伝いをしています。その中でリモートが続くことによって、人によって感じ方は違うなぁと改めて感じました。そして人によって投げかける言葉も違ったなぁと思ったので、共有してみたいと思います。
リモートの話題は機材や会議の進行の工夫などはよく目にしますが、気持ち面のケアについての記事はあまり見なかったのでそこをフォーカスします。

CASE 1

普段周りで話している内容が気になってしまったり、人の目を気にしてしまうがちなタイプはリモートはいいきっかけになるよう。
集中しやすい環境を作りやすく、リラックスできる場面が多いようです。また若干気持ちが落ち気味なひとが自分のペースを取り戻すきっかけになる場合もあるなと感じます。リモートを機会に自分がどんな環境だと働きやすいのか、どんなことを周りに協力してもらうといいのかを知るいい機会になるかもしれません。

その一方で自分のペースは保てるあまり、予定外のタスクを拾いにいくだったり、周りが声をかけるタイミングがないなども生じてくるようです。
もともとコミュニケーションを取りにくいタイプはリアルじゃないと相談しにくかったり、面倒になってしまうことも。

1on1でお話しさせていただくと、他のひとの状況を知らなかったり、わからないことがあることに気づくことができたら、そのまま相談してみたら?聞いてみたら?と促すことがあり、すぐに解決することがあります。

朝の今日やるタスクの共有だけをしていると、チームメンバーが何を考えているのか、どんな状況なのかを自覚するタイミングが減ってしまうのかもしれません。定期的に軽く認識合わせのために話すのも必要かなと感じます。

CASE 2

人とのやりとりが大事だったり、職場に行くことで仕事モードに切り替えるタイプはリモートは結構しんどい部分があります。

リモートは必然的に話す量が減りがちな上に様子がわかるほうが話かけやすいタイプにとってチャットで話をしにくい部分があります。また逆に自分の状況が相手にわからないからこそさらっとタスクが降ってきてしまうことも。

リアル以上に切り替えがもしかしたら大事なのかもしれません。
・朝は同じ音楽や飲み物をとるなど仕事の切り替えのルーティンを作ってみる。
・この時間はちょっと雑談しましょうという時間を作ってみる
・この時間は集中したいという作業時間確保のためのブロック時間を設けてみる
・仕事の終わりの合図も決める

あくまでも一例ですが、意識的に切り替えるのもあるみたいです。どうしてもリアルでは自然にやっていたことがリモートによってできない部分があると思います。そういったもの自分ルールや場合によってはチームで必要な人・参加したい人だけ参加するといった気軽さもポイントかなと思います。(雑談や息抜きの時間はみんなとりたい方法はそれぞれだろうし、毎日同じ時間にせず個別でやったとしてもいいと思います)

長期化していくと

短期的だったり、家族(一緒に住んでいる人)と調整して自分のタイミングでリモートするのであればリモートはいいものの、今回の場合は強制的に毎日リモートとなると実はリモートの環境に対してストレスが出てくるなと感じます。
この会議は大事だといったのに同居人が大きな音を出す、別の部屋を確保しにくい、いつも以上に一緒にいることになってうまくバランスが取れないなど、、

どうしても仕事のタスクのやりとりのみになってしまいガチですが、もしたまるものがあったらその解消はこまめにしていくことは大事だと感じます。
その辺の工夫が今後必要になっていくのかなと感じます。

おわりに

リモート導入すると全体でこういうルールにしようと決めてしまいがちですが、少しずつチームのメンバーにあわせて新たなルールを作っていってもいいのではないかなと思います。人によって違うのはリアルでもリモートでも同じ。

リアルとはまた違う働く環境がリモートでは作れる、別のものとして考えることがお互いにとっていいなぁと思いました。

皆さんのリモートの気持ち部分での工夫教えてくださいませ。

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