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モネを収蔵する美術館シリーズ .6【アーティゾン美術館】

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は京橋のミュージアムタワー4-6階に位置する、石橋財団のコレクションを展示する美術館である。

ブリヂストン創業者の石橋正二郎が開設した当時は「ブリヂストン美術館」として営業していたが、2015年に休館し、2020年にアーティゾン美術館としてリニューアルオープンを果たした。

収蔵作品は幅広く、日本近代洋画、印象派、20世紀美術、そして新たに古美術、現代美術が加わった。

明るく、吹き抜けを用いた立体的な展示空間が特徴的である。

白を基調としたロッカーやエスカレーター、
4階インフォルームはフォトスポットと化している。


アーティゾン美術館が収蔵するモネの作品

現在は7点

  1. アルジャントゥイユの洪水

  2. アルジャントゥイユ

  3. 雨のベリール

  4. 睡蓮

  5. 睡蓮の池

  6. 黄昏、ヴェネツィア

  7. 霧のテムズ川

雨のベリール

企画展が頻繁に開催されるため、
モネの作品があまり展示されていないことも多い。訪れる際は予め確認されたい。

なお現在開催の企画展については後述。


企画展

生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎

会期 : 2022年7月30日[土] - 10月16日[日]

「海の幸」で有名な青木繁と
「馬」シリーズが有名な坂本繁二郎

同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志した2人の生涯を追うこの企画展は、モネを収蔵する大原美術館、メナード美術館からも作品が来ておりとても見応えがある。


石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 田園、家族、都市

会期 : 2022年7月20日[水] - 10月16日[日]

4階では石橋財団コレクションのうち、田園と都市を家族との関わりに焦点を当てた作品の展示が行われている。
エッチングを用いたローマの景観シリーズやパリの二大景観シリーズはその細かさに驚かされる。

アーティゾン美術館は岸田劉生の作品も多く収蔵し、代表作でもある麗子シリーズも収蔵するが、今回は「街道」のみの展示である。

また今回の展示の趣旨により、モネの作品は現在「雨のベリール」のみ展示されている。


料金

アーティゾン美術館の入館は日時指定予約制であり、インターネットで予めチケットを購入する必要がある。

一般 1600円
大学生 無料

なお、アーティゾン美術館は学生は無料で入館することが出来る、学生に広く開かれた日本では数少ない美術館である。

日本の美術館入館料は学生にとって比較的高額な料金設定であり、決して開かれているとは言えない中でこうした美術館の存在は貴重である。



アクセス

〒104-0031
東京都中央区京橋1-7-2

JR東京駅(八重洲南口)より徒歩5分

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