Sawa

【備忘録】モネと、法と、雪山と、 好きなものに囲まれたマイペースな学生生活

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【備忘録】モネと、法と、雪山と、 好きなものに囲まれたマイペースな学生生活

最近の記事

モネ、連作の情景

モネ 連作の情景 産経新聞創刊90周年・フジテレビ開局65周年事業 モネ、連作の情景 国内外からモネの作品が集結 展示のはじめは映像から。 睡蓮を踏むと実際に踏んでる感覚に陥る。 そして水の波紋も。 第1展示室に入ると、目の前に現れる「昼食」 230cmのカンヴァスに描かれた日本初公開のこの作品に息を呑む。そして鳥肌が立つ感覚。 サロンに落選し、ここからモネのスタイルが始まっていく。 今回は、大原美術館で出会った「積みわら」 ポーラ美術館に収蔵されている「国会議

    • モネを収蔵する美術館シリーズ .9【茨城県近代美術館】

      茨城県近代美術館茨城県水戸市にある千波湖を臨む県立の美術館である。自然石の外壁と、銅板葺きの屋根が特徴的である。 収蔵作品は幅広く、茨城県ゆかりの芸術家をはじめとして西洋美術まで約4000点にもなる。なお、高校生を経験した者ならば日本史Bで当然に目にしたことがあるであろう横山大観の作品が38点、同じく日本史Bの重鎮、下村観山の作品が10点収蔵されている。 茨城県近代美術館が収蔵するモネの作品 ポール=ドモワの洞窟 企画展 「辻永 ふたつの顔を持つ画家-油彩と植物画-

      • モネを収蔵する美術館シリーズ .8【笠間日動美術館】

        笠間日動美術館 笠間日動美術館は日動画廊の長谷川仁によって創業された茨城県笠間市に位置する美術館である。 企画展示館から始まり、野外彫刻が並ぶ庭園を抜けるとフランス館とパレット館がある。 笠間日動美術館が収蔵するモネの作品 ヴェトゥイユ、水びたしの草原 チャリング・クロス橋 アムステルダムのヨットハーバー なお、「ヴェトゥイユ、水びたしの草原」は網走市立美術館で開催中の西洋近代絵画展に出張中なので見ることができない。 会期: 2022年10月4日〜2022年11月

        • モネを収蔵する美術館シリーズ .7【DIC川村記念美術館】

          DIC川村記念美術館 DIC川村記念美術館はDIC株式会社の収集作品を展示する千葉県佐倉市の美術館である。 20世紀美術を多く収蔵し、 「作品」「建築」「自然」の三要素を重視しており、美術館が約3万坪の庭園の中に位置するなど、作品だけではなくその環境自体を楽しむことができる。 DIC川村記念美術館が収蔵するモネの作品 現在は1点 睡蓮(1907) 最初の展示室を入って左手に常設展示されている。 2021年に三菱一号館美術館とあべのハルカスにてイスラエル博物館展が開

        モネ、連作の情景

        • モネを収蔵する美術館シリーズ .9【茨城県近代美術館】

        • モネを収蔵する美術館シリーズ .8【笠間日動美術館】

        • モネを収蔵する美術館シリーズ .7【DIC川村記念美術館】

          モネを収蔵する美術館シリーズ .6【アーティゾン美術館】

          アーティゾン美術館アーティゾン美術館は京橋のミュージアムタワー4-6階に位置する、石橋財団のコレクションを展示する美術館である。 ブリヂストン創業者の石橋正二郎が開設した当時は「ブリヂストン美術館」として営業していたが、2015年に休館し、2020年にアーティゾン美術館としてリニューアルオープンを果たした。 収蔵作品は幅広く、日本近代洋画、印象派、20世紀美術、そして新たに古美術、現代美術が加わった。 明るく、吹き抜けを用いた立体的な展示空間が特徴的である。 白を基調

          モネを収蔵する美術館シリーズ .6【アーティゾン美術館】

          番外編、現代美術と金沢21世紀美術館

          金沢21世紀美術館 今回、たまたま機会を得て 初めて金沢21世紀美術館を訪れた。 現代美術はあまり馴染みがないが、 印象派や後期印象派の動向が近代美術の発展につながったことが関係してか、モネを収蔵する美術館でも多くの現代美術に出会った。 今回も新たな作品と出会うことができ、 モネからは逸脱するが、備忘録も兼ねて記事にしたいと思う。 開放的な庭の中にある、大きな建物。 ガラスが多く使用され、日光が優しく降り注ぐ優しい空間である。 「ブルー・プラネット・スカイ」 モネを

          番外編、現代美術と金沢21世紀美術館

          国立西洋美術館、自然と人のダイアローグ

          国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで 会期 2022年6月4日から2022年9月11日 会場 国立西洋美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号 料金 一般 2000円 大学生 1200円 高校生 800円 中学生以下 無料 キャンパスメンバーズの学生 1000円 ※常設展にも入場可能 今回の企画展で見られるモネの作品 雲の習作 波立つプールヴィルの海 雪のアルジャントゥ

          国立西洋美術館、自然と人のダイアローグ

          モネを収蔵する美術館シリーズ .5【国立西洋美術館】

          国立西洋美術館国立西洋美術館は上野にある、松方幸次郎による松方コレクションを中心として西洋美術を数多く収蔵する美術館である。 松方コレクションはサンフランシスコ平和条約においてフランス政府に戻されることになったが、当時の首相である吉田茂の交渉に尽力したことより、東京にフランス美術館を建てることを条件として返還が許可された。 その条件に基づいて招かれたル・コルビュジエの設計により国立西洋美術館が完成した。 2020年10月から2022年4月まで全館休館であった。 1年半ぶ

          モネを収蔵する美術館シリーズ .5【国立西洋美術館】

          モネを収蔵する美術館シリーズ .4【大原美術館】

          大原美術館 岡山県倉敷の美観地区に位置する西洋美術中心の美術館 モネを始め、ルノワールやゴーギャンなど 多くの作品を収蔵している。 観光地の中にあるため、 修学旅行で来た学生と鉢合わせると 途端に騒がしくなるので確認した方が吉。 大原美術館が収蔵するモネの作品 現在は2点 睡蓮 (1906) 積みわら (1885) アクセス 〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15 JR倉敷駅より歩いて約15分 駐車場は無いので、倉敷駅付近のパーキングに停めて美観地

          モネを収蔵する美術館シリーズ .4【大原美術館】

          プロフィール | Sawa

          はじめまして、Sawaです。 こちらの記事では自己紹介や簡単な経歴について綴っております。 自己紹介1999年生まれ、東京都出身です。 大学から京都に移り住み、 現在は、直感的に心ときめいた北陸で マイペースに大学院生をしております。 好きなもの クロード・モネ 幼少期に、MOA美術館で見たモネの睡蓮に魅了されて以来、頻繁に美術館を訪れるようになりました。 密かな趣味は美術館めぐり、 印象派、中でもモネの作品が大好きです。 日本全国のモネの作品だけでは飽き足らず、

          プロフィール | Sawa

          モネを収蔵する美術館シリーズ .3【地中美術館】

          地中美術館 直島。瀬戸内海に浮かぶ島全体がアートで包まれた小さな島。 島のあちこちに点在するベネッセ・アートサイトのうちの一つである「地中美術館」は自然と人間を考える場所として建物が半地下になった、景観を損なわない洗練された美術館である。 安藤忠雄氏の建築により、晩年のモネの睡蓮を「自然光」で鑑賞することができる。 地中美術館が収蔵するモネの作品 現在の収蔵は5点 睡蓮の池 (1915-1926) 睡蓮-草の茂み (1914-1917) 睡蓮 (1914-191

          モネを収蔵する美術館シリーズ .3【地中美術館】

          モネを収蔵する美術館シリーズ .2【アサヒビール大山崎山荘美術館】

          アサヒビール大山崎山荘美術館 ⚠︎改修に伴い、2022年9月16日まで臨時休館 アサヒビール株式会社が山荘を復元する形で美術館として公開された、京都府大山崎の山の上に位置する長閑な美術館である。 モネ好きには堪らない空間である、安藤忠雄氏が設計した「地中の宝石箱」 中央には椅子が設置されており、 静かにゆっくりとモネに向き合うことができる。 アサヒビール大山崎山荘美術館が収蔵するモネの作品 現在の展示は5点 睡蓮 (1907) 睡蓮 (1914-1917) 睡

          モネを収蔵する美術館シリーズ .2【アサヒビール大山崎山荘美術館】

          モネを収蔵する美術館シリーズ .1【ポーラ美術館】

          ポーラ美術館 印象派を中心にポーラ・オルビスグループの元オーナーが収集したコレクションを展示した美術館であり、自然と調和した建物の美しさが目を惹く観光地色の強い美術館である。 ポーラ美術館が収蔵するモネの作品 現在収蔵作品は19点 睡蓮の池 散歩 国会議事堂、バラ池のシンフォニー 睡蓮 セーヌ河の日没、冬 エトルタの夕焼け サン=ラザール駅の線路 グラジオラス グラジオラス 花咲く堤、アルジャントゥイユ バラ色のボート ルーアン大聖堂 貨物列車

          モネを収蔵する美術館シリーズ .1【ポーラ美術館】

          ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に

          ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に 会期 2022年4月9日(土)〜9月6日(火) 会場 ポーラ美術館 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 今回の企画展で見られるモネの作品 ポーラ美術館が収蔵するモネの作品19点のうち今回の企画展で展示しているモネの作品は5点 睡蓮の池 散歩 国会議事堂、バラ色のシンフォニー 睡蓮 セーヌ河の日没、冬 ゲルハルト・リヒター ドイツ最高峰の画家とも言われる 「

          ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に

          日本でモネが見られる美術館2022

          日本において常設でモネの作品を見られる美術館まとめ(2022年8月25日現在) 【【東北】】 [山形県] 山形美術館 〒990-0046 山形県山形市大手町1-63 [福島県] 福島県立美術館 〒960-8003 福島市森合字西養山1番地 【【関東】】 [茨城県] 茨城県近代美術館 〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1 [茨城県] 笠間日動美術館 〒309-1611 茨城県笠間市笠間978-4 [栃木県] 栃木県立美術館 〒320-004

          日本でモネが見られる美術館2022