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心が震えた瞬間〜何度も泣いた漫画『麒麟館グラフティー』

京都にあるZEN CAFEに娘が連れて行ってくれたときのこと。

扉を開けて中に入った瞬間、
「わ、素敵!」
体温が上がりました。


割れ目のある鉢から伸びやかに広がる、生命力あふれる枝ぶりを見て、ぐわんとあるイメージが浮かびました。

高校生のころから何度も何度も読み返した漫画麒麟館グラフィティーの一場面です。

↑ご存知の方、いらっしゃるかしら?

「土に植えた生け花」をしようと大きな鉢を運んでいたところが、人とぶつかって割れてしまった直後、火野くんが提案するんです。

割れた鉢から こぼれたように 花を配置して
噴き上げるような 白萩で鉢を ひきたてれば
割れていることが かえって すごいインパクトに なります
使いましょう!!

『麒麟館グラフィティー』9巻

  

エリート商社の入社就試験を蹴って、
「花屋になります!」
と宣言する火野くん、かっこよかったなぁ。

吉村明美さんの漫画はどれも、心臓を鷲掴みにされるストーリーで、何度泣いたかしれません。

つぶやきで写真だけをアップするつもりが、麒麟館グラフィティーをご紹介してくて、この形になりました。

「この作品になぜ惹かれていたんだろう」
と振り返って答えにたどり着いたときの衝撃については、またいつか描いてみたいと思っています。



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紫陽花をイメージした和菓子☆ため息が出る美しさ


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