甘えることで大切な人を喜ばせてみませんか?
髪を染めたりメイクをしたり、〈自己表現のためのおしゃれ〉を楽しんでいる高校生の娘は、なかなかの甘え上手。
娘の甘えに乗ることで、私も楽しませてもらっています。
そんな私ですが、実は子どもの頃から、甘えるのが得意ではありません。
娘と私の違いはどこからくるのでしょう?
今回は「甘える」対象を「お金」に絞って、紐解いてみたいと思います。
甘えることはワガママだと思っていました
娘のおしゃれに関するリクエストにはかなり甘めな私ですが、私自身は親に
「◯◯を買って欲しい」
と言えずに育ってきました。
私はいかにも「女の子」な赤色系の洋服は好きではないのに、母が勝手に選んでくる。
ふわふわで繊細なニットに憧れていても、太い毛糸で祖母が編んでくれるから買ってもらえない。
クリスマスにリカちゃん人形と着替え1セットは届いたけれど、ドレスや小物も欲しいとは言い出せない。
そんな子ども時代を過ごしました。
リカちゃんの何着もの着替えやハウスや小物の数々を買ってもらっている友達のことを、
「贅沢」「甘えてる」「ワガママ」
とジャッジして、その実、僻んでいました。
母親が家計のやりくりに苦労していたのを、どこかしら感じていた影響があるのかもしれません。
「◯◯を買って欲しい」
と親に甘えるのは、ワガママだと思っていたのです。
大人になっても甘えるのが苦手でした
大人になってからも、人から何かを買ってもらうことが苦手でした。
・デートの食事代を割り勘しようとする
・先輩におごってもらうのも、こそばゆい
・おごってもらった次の機会には、 「今日は私が!」とお金を出そうとする
・誕生日などにプレゼントをもらうと恐縮してしまう
結婚して、共働きになってからも変わりません。
中古マンションを夫と折半で購入するなど、「買ってもらう」という発想がないのです。
収入がなかった産休・育休中は、自分のためにお金を遣うことに罪悪感がありました。
(給付金はローンに消えていました)
「赤ちゃんのため」
という大義名分があれば大丈夫なのですが、自分のおしゃれのための洋服やバッグ、靴などは
「もったいない」
と思って、買えないのです。
「買い物に行こう」
と夫から誘われても、
「今、欲しいものはないから」
とウィンドウショッピングのための電車代すら、もったいないと思っていました。
「誕生日に何か欲しいものある?」
と聞かれても、
「特にない」
と素で答えていた私。
欲しいものがあったら、人に買ってもらうよりも、自分で選んで自分で買いたい。
〈プレゼントのしがいがない人〉だったんです。
甘えられるのが嬉しいなんて、考えたこともありませんでした
子どもを授かって、
「ママー、◯◯を買って!」
と言われるようになって、初めて知りました。
甘えられるって、こんなに嬉しいものだったんだ!って。
リクエストされるままに買うことはないものの*、お互いに納得がいく買いものができると充実感があるんですよね。
「買って!」
「いいよ」
そこに至るまでのやりとりが、こんなにも楽しいものだったとは!
表面的なリクエストから、本音を探っていくのもまた面白い!
人に甘えることを封印してきた私ですが、甘え上手の娘のおかげで楽しみが増えました。
これからは、
「手伝ってー♪」
って娘に甘えることも、楽しんでいきたいと思います。
自分軸でしなやかに生きよう!
あなたのドリームサポーター
御影石 千夏(みかげいし ちなつ)
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