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【大学院留学ブログ】海外の大学院の出願時に必要な英語のスコアについて

「海外の大学院に留学したいな〜!ただ、海外の大学院に留学するために必要な英語力ってどのくらいなんだろう・・・?」

こんなお悩みを解決します。

◆ この記事で得られること
・海外の大学院に出願するために必要な英語力
・今の自分のIELTSのスコアを知る方法

◆ この記事の信頼性
この記事を書いている私は、2021年1月からUniversity of GlasgowのData Science [MSc]に進学しています。ブログSNSでは大学院留学での経験や英語・ITの勉強について情報発信しています。

今回は、海外の大学院の出願に必要な「英語のスコア」についてお話しします。

大学院留学を目指す皆さんの中には、「とりあえずTOEFLの勉強を始めました。」という方がいるのではないでしょうか?

また、今までに留学経験をしていないとどのくらいの英語力が必要なのか心配になる方もいらっしゃると思います。

今回の記事では、イギリスの大学院出願時に必要な英語力(+α)について解説していきますので、皆さんの今後の留学準備にお役立てください!

それでは、早速ご紹介していきます!

◆ 補足コメント
必要とする英語力は、「海外の大学院に入学するための英語力」(渡航前)と「大学院の授業についていくための英語力」(渡航中)に分けて考えたいと思います。この記事では、渡航前に必要な「海外の大学院に入学するための英語力」について説明していきます。ご承知おきください。

一般的に「TOEFL iBT」で90点以上、「IELTS」で6.5以上

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海外の大学院に出願する際に、留学生である私たちは海外の大学院で学習をするのに必要な英語力があることを証明する必要があります。

必要なスコアは出願先の大学院により異なりますが、一般的には「TOEFL iBT」で90点以上 or「IELTS」で6.5以上となります。

両テストとも4つのスキル(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)から成り立ち、英語の4つのスキルが総合的に測られます。

ここでは丁寧に説明しませんが、それぞれのテストによって各セクションの内容は大きく異なります。

◆ 補足コメント
留学先(国、学校、コース)によって、出願時に要求されるテストの種類やスコアが異なります。そのため、本格的な英語の勉強を始める前に、自分の行きたい学校を調べておくことが大切です。

この記事では、私自身の経験に基づいて説明しますので「IELTS」 に焦点をあてていきます。

◇ 海外の大学院留学に関して不安を抱えている方へ

海外の大学院留学に関して「出願準備の大きな流れやスケジュール感が曖昧です」や「これから出願する大学院を決めていきたい」などのような不安や課題を抱えている場合は、以下の本をおすすめします。
特定の留学先(国)に絞らず北米、ヨーロッパ、オセアニアなどの海外大学院留学に関して幅広く理解することができる1冊です。
「国別教育制度、難易度の違い」、「必要費用、英語力」、「出願校の絞り込み、出願方法」など、大学院留学に必要な全ての情報が掲載されています。


IELTSとは? 

米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、および英国を含む英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定するための英語試験です。

IELTSの成績は4つのスキル(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)ごとにテストを行い、1(最低)から9(最高)の段階評価(バンドスコア)で示されます。

合格、不合格はございません。

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各パートごとの英語力がバンドスコアで示される他に、総合評価としてオーバーオール・バンド・スコア(OAスコア)が与えられます。

例えば、下記の各スキルのスコアを合計すると、23となり4で割ると5.75となります。

OAスコアの場合は最も近い0.5単位に切り上げることになるので、OAスコア6.0となります。

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Q. 「スキル毎に対策していく必要がありそうだな・・・ちなみに、OAスコア6.5ってどのくらい難しいの?」

A. 「IELTSのOAスコア6.5は、英検1級やTOEIC900点程度の実力です。」

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◆ 補足コメント
上の表は各テストのスコアに応じた英語力の換算表ですが、あるテストの対策をしている場合は、そのテストへの慣れがありますので他のテストでも同じスコアが出るとは限りません。あくまで参考程度のスコア比較になります。

さらに補足させていただきますと、私はTOEIC900点よりもIELTS OAスコア 6.5の方が難しい(=多くの勉強時間を必要とする)と思います。

(なお、私は英検1級を持っていないので、IELTSと英検の比較はできません。)

もしも上記の資格をお持ちの方が身近にいらっしゃれば、その方に難しさについてお聞きすることをお勧めします。

Q. 今までTOEICしか受けたことがないから、スピーキングテストの難易度のイメージが掴めないや。どのくらい英語が話せるようになればいいの?

A. バンドスコア別に実際のスピーキングテストの様子を観てみましょう!



Q.「う!こんな英語を話せるのか自信ないな・・・ちなみにIELTSのスコアがなかったら、そもそも大学院に出願すらできないの?」

A.「「条件付き合格制度」を利用すれば、出願時にIELTSのスコアがなくても出願可能です!」

条件付き合格制度を利用すると、英語力が足りなくても出願可能

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英語力が不足している状態で出願する場合、大学院が指定する条件(IELTSのスコア取得)をクリアすることを前提にもらう合格通知のことを「条件付き合格( Conditional Offer あるいは Provisional Offer )」と言います。

また、英語のテストのスコアが基準に満たなかった留学生をサポートするためにPre-Sessional courseを開講している大学院もあります。

条件付き合格をもらった上で、大学院が指定するPre-Sessional courseを規定の成績で修了することで、IELTSやTOEFLなどを受験しなくても、大学院に正式に入学できることがあります。

◆ 補足コメント
英語力に自信がない方、仕事が忙しい、また様々な理由で英語の勉強ができない方、「条件付き合格制度」をぜひ検討してみてください!ただし、留学先(国、学校、コース)によって、条件付き合格制度やPre-Sessional courseの有無は違ってきますので、気をつけてください。

◇ UI/UXデザインを英語で学びたい方へ
ドイツ(ベルリン)発祥のデザインブートキャンプであるCareerFoundryのコースを5%オフで受講できるクーポンコードを共有いたします。
コースが完了すると、履歴書、LinkedInのプロフィール、就職面接で使用できる証明書が発行されます!

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今の自分のスコアはどのくらい?

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◆ 自分のIELTSのスコアを知る主な方法
(1)IELTSの本番テストを受験する
(2)IELTSプログレス・チェックを受験する
(3)IELTSの公式問題集を解いてみる

(1)IELTSの本番テストを受験する

英語検定協会JSAF(Japan Study Abroad Foundation)British Counsil 等がIELTSの試験を実施しています。

日本でIELTSを受ける場合、英検主催のIELTSを受けるかIDP Education(IDP)主催のIELTS(上記のJSAF)を受けるかで迷うと思いますので、以下の記事が参考になると思います。

https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts


(2)IELTSプログレス・チェックを受験する

IDPが提供する IELTSプログレス・チェックはオンラインで行う公式のIELTS練習テストです。IELTSの公式な採点者によって評価・採点されます。

IELTSプログレス・チェックのレポートには、ILETSバンドスコアの目安、各分野の公式なフィードバックが記載されますので、本番の試験に向けた能力向上に役立つと思います。

以下の記事では、「プログレス・チェック」を実際に利用した体験談が詳しく書かれています。

『本番とほとんど同じ問題が1/5の価格で受けられるプログレス・チェックは、IELTS受験を考えている方にとってはメリットしかないです!』

(3)IELTSの公式問題集を解いてみる

最後は、以下のようなIELTSの公式問題集を購入して、テスト形式で問題を解いてみる方法です。

ライティングとスピーキングは評価できませんが、リスニングとリーディングの正解数からバンドスコアがわかります。


まとめ:英語力が足りてなくても海外の大学院に出願が可能

この記事では、海外の大学院に入学するために必要な英語力を紹介しました。

一般的に要求されるスコアは、「TOELF iBT」で90点以上、「IELTS」で6.5以上ですが、条件付き合格制度を利用することで、出願時に英語のスコアがなくても大丈夫であることを説明しました。

英語力がないからといって海外の大学院留学を諦めずに、正しい情報を調べて大学院留学の準備を進めてください!

当記事をお読みいただきありがとうございました!

当ブログの発信内容についてご意見・ご希望がございましたら、ブログのContact Usもしくは私のTwitterアカウントまで何なりとお申し付けください。

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以上です。

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