見出し画像

田舎の風景田舎の匂い全てが好きでたまらない


私は、母の再婚で小学1年生の時に転校をしました。

新しく通い始めた学校は、凄く田舎で目の前には川が流れていたし、近くには牛舎もありました。
周りには田んぼがあり、下校中に田んぼの中のオタマジャクシを両手ですくったりして遊んでました。
殺してませんよ?

今だったらオタマジャクシ触るとか、絶対無理なんですけども。

そんなド田舎の学校に通っていたんですが、学校自体も今思うと田舎丸出しだったんですよ。

学校には孔雀がいましたからね。
1匹?1羽?だけだったんですけど。
他にも何か動物がいたんですけど、2種類くらい。
でも、孔雀のインパクトが強くて忘れてしまいました。

1度その孔雀が逃げてしまって、木の上に行っちゃって大人達がわちゃわちゃしてました。

小屋ももちろんちゃんとあってね、そこまで大きな小屋ではないんですけど、そこは生徒が掃除するんですよ。
掃除している横に孔雀がいるって、そこそこの恐怖ですよこれ。
なので、低学年の子ではなく3~4年生が担当していた気がします。
私も何度かした事があります。

そして田舎って土地があるんですよ。
だから学校の敷地がすんごい広いんですね。
その学校に転校してすぐの頃。
1年生の頃ですね。
私はその時、掃除の担当が草取りだったんですよ。

その学校変わってて、1人ずつ缶があるんですね。
缶詰の空き缶。
缶詰と言っても、業務用の缶詰で大きいんですよ。
大きさ的には・・・
トイレットペーパーの二回り大きいくらい?
ミニバケツみたいな感じですね。
業務用スーパーに行って、大きさを確認してきて欲しい。
うん。

缶は色んな種類があって、カレーとか、ソース系とか、トマトとか、フルーツ系とかあって。
それが、教室出てすぐの所の棚にずらーっと並んでいて。
今思うと、カラフルでカワイイ光景でした。

掃除の時間になったらそれを取って、小脇に抱えながら草取りをするんですよ。
その缶いっぱいになるまでやるんです。
1年生の教室のすぐ隣は中庭になっていて、そこを重点的にやるんですけど、中庭の真ん中には向日葵の花壇がボーンとあって、花壇以外のスペースに生えている雑草を抜いていくんですけど、全面芝生なんですよ。

小学1年生に芝生と雑草を見分けるのは困難。
故に、芝生も雑草もぶちぶち抜きまくりで、所々芝の剥げた残念な感じになっていました。


毎日毎日、草取りしていると雑草の成長も、私達の収穫のスピードに追い付けないわけですよ。
雑草魂?何それ?みたいな。
子供が容赦なく、生えてきたそばから抜いて抜いて抜きまくるんですから。
お前たち根絶やしにしてくれるわー。
むわはははははー。
そんなテンションで雑草と対峙してますから。
こちとら、もう取る雑草が無くて枯葉とか拾って缶に詰めてましたからね。
雑草全然ねぇーじゃん。
さっさと生えてこんかい!!くらいに思ってましたからね。

今考えると、あの学校ほんっっとに広かったなー。
グラウンドにも遊具はありましたけど、それとは別の場所にも遊具があって公園みたいなゾーンがありましたからね。
画像載せたいくらい。
来客用の玄関の所には、小さい噴水みたいなのがあって金魚が泳いでいて。
低学年と高学年とは玄関が違って2ヶ所あったし、玄関横には水飲み場があって、水飲みの蛇口とは別に足洗う用の低いシャワーみたいなのもありましたからね。

敷地内には畑もあって、じゃがいもとか植えました。
収穫した後は、茶巾絞りを作って食べました。
でも普通、茶巾絞りってサツマイモだよね?
記憶が曖昧。
その畑とは別に職員室の前にもミニ菜園みたいなのがあって、そこを生徒たちがクワで耕していました。
あと、体育館横のスペースで保護者たちと枯葉集めて焼き芋大会とか。
いつの時代だよっていう。
変な学校w
でも、良い学校だな。今思うと。
遊びも、ゴムとびとかしてましたからね。
今の子供は知ってるかな?
その後、転校した学校はそこよりは都会だったんですけど、ゴムとびなんて誰ひとりやっていませんでしたよ。
でも、ゴムとびって凄い楽しいんですけどね。
茶色い輪ゴムで作ってる子と、カラフルな輪ゴムで作ってる子がいましたね。
はないちもんめとか、かごめかごめとか。
陣取りとか。
缶けりとか。
大人数でやると楽しいんですよね。
昭和臭がハンパない。

あとね、一つ凄く不思議な行事があったんですよ。
毎年だったのか、数年に一度だったのか分からないんですけど。
4年間通った学校で私が参加したのは1度だけだったので、もしかしたら単発的なイベントだったのかもしれない。


【うさぎ追い】って行事だったんですけど。

その名の通り、ウサギを追うんです。
早朝に、全校生徒が集まって山に行くんですよ。
大人も結構いました。
保護者だったのか?
猟友会的な人たちだったのか?私には分からないんですけど。
で、それぞれ木の棒とか持ってね、草むらとかをその棒でバンバンしながら練り歩くんですよ。
一定方向に向かって歩いていくんです。
ウサギを追い詰めてたのかな?
知らねーけど。

掛け声があって。

ちょーいちょいちょい

って言いながら、練り歩くんです。
謎すぎる。
不可解すぎる。
意味不明すぎる。
これを数百人でやってるんですよ。
早朝に。
まさにカオス。
・・・なんか伝統的な行事とかだったら、ごめんなさい。

子供達は、ウサギを捕まえて今日の給食に出るんだよ!とか言ってましたね。
私は普通にそれを信じて、まじかよ・・・って思ってました。
あとは、先生たちに山に入ったらとにかく穴に気を付けなさい!!と言われていて、私はその恐怖が大きくてウサギどころではありませんでした。
穴というのは、自然薯を掘った後の穴なんですけど。
凄く深い穴だから気を付けるようにしつこく言われて、めっちゃ怖かった。
私の記憶が正しければ結局ウサギはいなかったし、給食にウサギは出てきませんでした。

それで、このウサギ追いの時に思い出したんですけど。
両親が離婚してすぐ、ぼろっぼろのアパートに住んでいたんですよ。
アパートと言っても、2階建てとかではなく平屋造りのアパートで。
平屋なんだけど、隣の家と壁は繋がっていたんですね。
壁はそんなに薄くは無かったと思いますが、どんちゃん騒ぎとかしたら聞こえちゃうだろうねって感じです。

で、隣にはおばあさんが住んでいました。
とくに交流はなかったんですけど。
毎朝ね、割と早い時間からおばあさんの家から、そこそこの大きい声が聞こえてくるんですね。
どういえば良いのか分からないんですけど、どうやらそのおばあさんは何かの宗教を信仰しているようで、毎朝のお勤め的な?
私は無宗教なので、その辺の詳しい事は全く分からないんですけど。
とにかく、毎朝お経なのか呪文なのか分からないんですけど、鐘だかなんだかを叩く音と共に声が聞こえてくるんです。
でね、その言葉っていうのがね

ちょーいちょいちょい

だったんですよ。

・・・・・怖くね?
ウサギ追ってたのかな?
家の中でウサギ追ってたのかな?
すごいリズミカルに言うんですよ。

ちょぉぉぉおおい!
ちょいっ!ちょいっ!!

こんな感じで。
ずっとその言葉を連呼してるんですよ。
内容うすっ!みたいな。
そんなんで、神のご加護あるのですか?ってくらい。
その単語だけで、神に気持ち伝わるんですか?っていう。

別にディスってませんからね?
純粋に疑問。
ただただ疑問。
なんの宗教なんだろう?と思って、大人になってから何回かググりましたからね。
1件もヒットしませんでしたけど。
誰かご存知の方いらっしゃいませんか?

いたら、こっそり教えて欲しいな。つって。
でも、勧誘はお断り♡つって。
そんな風に思とります。


これ、最後まで読んだ人いるのかな・・・?
クレームがある方は、ご遠慮なくお申し付けください。
全力で無視しますので。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?