子宮内膜症を抱える妊活カップルへの効果的アプローチ《西洋医学的な治療について》
これからママになるみなさん、こんにちは!
看護師しのだです。
「子宮内膜症を抱える妊活カップルへの効果的アプローチ」というテーマで、4回にわけてお送りします。
①子宮内膜症とは(セルフチェックあり)
②子宮内膜症の原因と妊活への影響
③西洋医学的な治療とアプローチ
④日常生活での妊活アドバイス(性生活含む)
しのだはどうしても文章が長くなるので…1記事でもお腹いっぱい目が疲れる…😵💫となりかねません。
分割しておとどけします。
今回「妊活カップル」としたのは、子宮内膜症で外せないのは「性交痛」があります。
性交痛があるカップルへの対処法は病院では聞きづらいし、スタッフからも積極的なアドバイスはありません。
言えないけれど悩んでいる、という方はすごく多いです。
何か参考になれば、行動するきっかけになればと思い、今回性生活についても記載していきますね。
単発で興味のあるところだけ読んでも大丈夫ですが、①〜④までをまとめて読んでいただくと、自分の体でなにが起きているのか、だからこの対策が大切なんだ!という点が線となってくると思います😊
では3回目にして、いよいよ治療や体質改善についてお話しします。
【西洋医学的な治療とアプローチ】です。
子宮内膜症の復習
ちょっとだけ復習です。
子宮内膜症は、内膜ができる場所によって4つに分類されます
①チョコレート嚢胞
②子宮腺筋症
③骨盤子宮内膜症
④異所性子宮内膜症
上記4つは全て「子宮内膜症」の分類になります。
女性ホルモンのエストロゲン・プロゲステロンの作用によって子宮内に増殖し、出血や炎症を引き起こす病気です。
この「子宮の内側」に育つはずの内膜組織が、毎月、子宮の内側以外の場所で増えるため、生理のたびに痛みや不調が現れます。
子宮内で増殖した内膜は生理となって排出されますが、子宮以外で増えてしまった内膜組織は排泄されるところがないので増える一方となり、生理があるたびに毎月痛みや不調をひきおこす要因となっています。
子宮内膜症の原因はよくわかっていませんが、私はさまざまな方の体質、体調、そして体の仕組みを学んで、「排出力が落ちている」ことが原因だと考えています。
子宮内膜とは妊娠に至らなければ「不要なもの」で、体に止まることはないものです。
子宮内膜も含め、体が「いらないものだ」と判断したら、排泄してくれます。
体の排泄力が落ちているから、違う部位で定着してしまい、炎症を起こしているのです。
具体的な子宮内膜症の妊活への影響は
①卵管周囲の癒着によるピックアップ障害
②月経過多による貧血や血流障害による妊孕力の低下
③性交痛による性行為の減少、タイミングの機会を逃す要因になる
この3つがあります。
上記内容は下記に詳しく記載しています。
そしてこの子宮内膜症
生理痛は辛い、経血が多くて貧血になりやすい、性交痛が辛いなどありますが、「治るの?」というところを一番知りたいと思います。
【完治する】と断言することは、医者でもできません。
なぜなら子宮内膜症は「生理がある限り発症のリスクはあり、生理を繰り返すたびに悪化する」「治療後に再発をしやすい」という特性があるからです。
閉経するまでは子宮内膜症のリスクは全ての方にあります。
ですが、「症状を今よりも軽くすること」は可能です。
その対処法を【西洋医学的治療】と【日常生活での体質改善】2つの視点からお伝えします。
今回は【西洋医学的治療】についてです。
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