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『岐阜イノベーション工房(仮称)』暫定版

2018年度より取り組んでいるプロジェクト「岐阜イノベーション工房」に関する成果報告会を2021年3月25日に開催いたしました。この会では、2020年度に参加した3社、2018・2019年度に参加した3社から、いずれも力の入った発表がありました。詳細については、またあらためて報告したいと思います。

このイベントにて『岐阜イノベーション工房(仮称)』暫定版を配布しました。この小冊子は、岐阜イノベーション工房の活動を含むイノベーション全般に関して、これまでnoteなどあちこちに書き散らかしてきたテキストを素材として大幅に手を入れ、何冊もの書籍でお世話になった編集者の大内孝子さんの協力を得てなんとか纏めたものです。

本書が主な読者として想定するのは、深化に最適化した組織において探索に取り組んでみたいと考えている人々です。本書は大きく2つの部分で構成されます。第1部ではまず、イノベーションとはなにかを確認し、組織には深化と探索の両方向のイノベーションが必要なのに、その両立が難しいことを説明し、この課題に取り組むための参考になりそうな考え方を提案します(第1章)。その上で、探索に取り組める人々を増やすための活動の一つとして、岐阜県において2018年から取り組んでいる「岐阜イノベーション工房」を紹介します(第2章)。

第2部では、岐阜イノベーション工房のカリキュラムで紹介している一連の手法を解説します。これらの手法は、イノベーションの機会を見つけ(第3章)、機会に応答してアイデアを十分に発散させた上で収斂させ(第4章)、そのアイデアが本当に価値を生むのかを確かめ、学び、発展させる(第5章)ことを目的としたものです。

成果報告会で発表された内容は含まれていませんし、その他の部分に関してもまだまだ書き足りないところはあります。それでも、こうしたプロジェクトに取り組んでみたいと考えている方の参考になるところがあるのではないかと思い、一般向けにも公開しようと思います。

もしお読みいただけましたら、ご意見、ご質問、ご感想など、下記のフォームからお寄せいただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。


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