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野ばらの村のピクニック

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新刊が発売になりました。

野ばらの村のピクニック
ジル・バークレム /作
こみやゆう /訳
出版ワークス /刊

〈お話の概要〉
野ばらの村に春がきました。きょうは、ウィルフレッドの誕生日。そこで、アップルおじさんが、ウィルフレッドにないしょで、びっくりピクニックをひらくことにしました。何も知らないウィルフレッドは、ピクニックの場所まで、重たいバスケットを運ばされ、もうへとへと。でも、そのバスケットの中に入っていたものとは…?

〈本の説明〉
野ばらの村の物語 第1弾「四季シリーズ」春のお話です。

この本は、以前、講談社より岸田衿子さんの訳で『春のピクニック』というタイトルで出版されていました。イギリスで初めて発表された翌年(1981年)には、日本でも翻訳されたようです。

そして、シリーズ8冊が、講談社から順次出版され、その人気ぶりから、最初の4冊を合本して大判にした『のばらの村四季物語』(1995)や、日本オリジナル作品である『のばらの村をたずねて』(1997)や「人形えほん」シリーズや、手作り人形のハウツー本などのスピンアウト作品も生まれましたが、残念ながら、シリーズ8冊は絶版となっていました。それがこの度、出版ワークスより復刊されたのです。

〈新版の特徴〉
今回は、訳は、僭越ながら私の訳、そして、判型は、原書の愛蔵版と同じ大きさの大判に変更となりました。大判になった分、どの巻にも出てくる断面図の細部がよく見えます! また、色も、最新の技術でより鮮やかになりました。

さらに、本の見返しには「野ばらの村の地図」を載せ、巻頭には、作者の言葉と、登場人物紹介のページも作りました。これは、旧版にない新版のみの掲載で、且つ日本オリジナルです。

〈メッセージ〉
旧版に愛着を持っておられる方も多いと思われますが、往年のファンのためにも、または、これから初めて出会う読者のためにも、心を込めて翻訳しました。また、訳文のみならず、編集やデザインや印刷など、この本に関わったすべての人が、ベストを尽くしてくれました。あとは、みなさんに気に入ってもらえることを祈るばかりです。

作者の遺族にも、翻訳作業をたびたび協力してもらっています。こちらから疑問点を送る度に、快く丁寧に返事をしてくださるのです。まだ続刊を翻訳途中なので、これからも協力を仰ぐことになるかと思います(現在は、冬の巻を推敲中!)。

次巻『野ばらの村のけっこんしき』(四季シリーズの夏)は、7月発売予定です。
どうぞご期待下さい!

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(中のページ画像は、amazon商品ページからの流用です)


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