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ふまんばかりのメシュカおばさん

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新刊が発売になりました。

ふまんばかりのメシュカおばさん
キャロル・チャップマン /作
アーノルド・ローベル /絵
こみやゆう /訳
好学社

メシュカおばさんは、口をひらけば、小言ばかり。「背中は痛くて、石の壁でもせおってるみたい」「足は重くて、カボチャみたい」「息子はぐうたらで、どてっとしたピクルスみたい」
ある日、メシュカおばさんの舌がピリッとしたかと思ったら、なんと言った小言が、すべて本当になっちゃった!? ふまんばかりのメシュカおばさん、いったいどうなるのでしょう…?

「がまくんとかえるくん」でおなじみのアーノルド・ローベルの新刊ができました。ユダヤの人たちが出てくる、この民話調の物語は、子どもが読むと「ウフフ、アハハ」ですが、おとなが読むと「ムムム」となりますよ。みなさんの周りにも、メシュカおばさんみたいな人、いませんか? 言葉は言霊。言葉が前向きになれば、行動もきっと前向きになるはず。

蛇足ですが、私の好きなアメリカの哲学者ウィリアム・ジェームズの言葉

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

に、通じる絵本です。

アーノルド・ローベル生誕50周年の「アーノルド・ローベル展」は、現在は「ひろしま美術館」で開催中ですね。東京・立川では、間に合いませんでしたが、広島では、この本も展示・販売されるでしょうか。機会がありましたら、ぜひ、見てみて下さい。

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