そこに蕎麦があったから

目次
１　そこに蕎麦があったから（お話）
２　蕎麦と肉野菜炒め（料理紹介）
３　使った食材

１　そこに蕎麦があったから（お話）
夕ご飯は何にしよう。食料BOXを確認する。前に買ってあったお蕎麦があった。真空パックの半なま蕎麦だ。暑いし、つるりと喉越しの良い冷たくしたお蕎麦もいいね。
おかずは我が家の定番ブロッコリーと、鶏肉、舞茸を炒めることにした。

調理開始。蕎麦を茹でてザルに上げておく。鶏肉に塩を振り下味をつける。ブロッコリーと舞茸を切る。そこまでは順調だった。蕎麦を茹でたフライパンの湯を捨て洗う。再度火にかける。今度は鶏肉を焼く番だ。

鶏肉はビニール袋に入れて塩を馴染ませていた。ビニールを裏返しフライパンに鶏肉を入れる。その時だ。あろうことか、塩が少し跳んだ。フライパンに入れる時パラパラと塩が跳ぶ音がした。しまった。

すぐ横にはザルに入った蕎麦があった。茹でて水で締めてある蕎麦。それはすぐに食することができる蕎麦。その蕎麦に注意を払うことを忘れていた。パラパラ跳んだ塩はもしかしたら蕎麦にもかかったかもしれない。かかっていたらちょっとまずい。生の鶏肉に触れた塩が、そのまま食す蕎麦にかかるのはちょっと怖い。うっかりしていた。

蕎麦にはかかってないかもしれない、でもかかったかもしれない。その程度でお腹壊したりとか無いと思うけど、でも、万が一ということもある。基本鶏肉はしっかり火を通してからじゃないと食べてはいけないものだ。悶々とした。もう一度蕎麦をザっと湯にくぐらそうか。でもちょうど良いところで上げてあって、これ以上は伸びてしまう。ならば蕎麦全体に流水を掛けようか。流すだけでいいものだろうか。

ちらとフライパンを見やる。鶏肉がジュージュー音を立てている。裏返すとちょうどいいきつね色だった。ブロッコリーを入れる。その時思いついた。

蕎麦も一緒に熱くしちゃえばいいのでは？　蕎麦を炒めるとか聞いたことないけど、有りかもしれない。

そう思ったら迷いがなくなった。フライパンに舞茸も加えて少し炒めた後、半分スペースを開ける。そこにさっき水で締めた蕎麦をドサッと入れた。炒め物と蕎麦を一緒にすることはどうしたって溝ができる。味に繋がりがない。そこで、蕎麦に付いていた濃縮タイプの麺つゆを1袋回しかけた。

麺つゆのいい匂いをさせて、蕎麦と肉野菜炒め？　は完成した。蕎麦を下に敷き上におかずを乗せるワンプレートご飯にした。美味しかった。こうやってちょこっとアレンジしてレパートリーが増えるのは嬉しい。

そこに蕎麦があったから新しいことにチャレンジできた🍀

２　蕎麦と肉野菜炒め（料理紹介）
材料　2人分
蕎麦　2人前
鶏肉　400g
ブロッコリー　1個
舞茸　1パック
塩　小さじ1（鶏肉の下味用）
そばつゆ　大さじ1位（蕎麦に添付22ｇのもの使用）

作り方
A蕎麦
１、フライパンにたっぷりの湯を沸かし蕎麦を硬めに茹でる。
２、水洗いし、ザルに上げ水気を切る。

B肉野菜炒め
１、鶏肉をビニールに入れ塩を振り軽く揉んで馴染ませる。
２、ブロッコリーと舞茸を一口大に切る。
３、フライパンに鶏肉を入れ、中火にかける。

４、鶏肉の側面から見て、半分火が入ったら裏返す。
５、４にブロッコリーを入れ焼く。

６、ブロッコリーの色が少し変わったら舞茸を入れる。
C、A＋B
１、Bのフライパンを半分ほど空け、Aを入れる。

２、そばつゆを入れ全体に馴染ませる。
３、水気が殆ど無くなったら火を止める。
４、器に盛って召し上がれ(^^♪
※お湯が早く沸くので蕎麦を茹でるのもフライパンを使っています。

３　使った食材

今回の蕎麦　つるつると喉越し良い蕎麦。炒めても上品な味で美味しかった。蕎麦に巻いてあった紙をちょっと破いてしまったのでイラスト風でアップ。
信州生そば（「そば処よこ亭」監修）　販売者：(有)飯綱町ふるさと振興公社

付属のつゆ（希釈用）　薄めず調味料として使った。醤油が強すぎず馴染む味。このつゆ好きだったので今回はつゆも別で紹介
そばつゆ　販売者：戸隠松本製麺(株)
製造所：真富士屋食品(株)焼津工場