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「病んだ」

はじめに

最近は心の体調を崩してなにかしらメンタルに作用する薬(精神安定剤)を飲んでいる方々を大勢目にします。薬を飲むまでいかなくても、上司との面談で泣いた・日常の◯◯でメンタルが~etc…など負の感情に起因するいわゆる「病んだ」系の呟きも多い印象です。その発展が希死念慮

今回はこのメンタルに関して主に「病み」を中心に自身の振り返りと思考整理も兼ねて書きます。本記事は殆ど自分語りですが、お時間がある方は最後まで読んでいただければ幸いです。また文中に関連記事リンクも埋めています。

本編

いきなり結論

先に結論から書きます。個人的に考えるメンタル健全化のコツ?は、

成功体験の積み重ね
→追い込まれたり窮地に陥った・失恋などの落ち込んだ経験
→これらを克服して成功体験とすることでメンタルを成長させていく

文字に起こしてみると思ったより普通ですね。あらゆる経験を通して強くなっていく!みたいな。以下詳細記載です。

幼少期〜少年期:成功体験の積み重ね

成人後のメンタルの強さ有無は幼少期の環境にかなり影響されるのではないでしょうか。土台ってやつですね。これは僕の体験ですので学術的な正しさは分かりません。完全に感覚です。周囲からよく「メンタル強そう」と言われていますが、別に鋼のメンタルを持っているわけではないです。落ち込むときは落ち込みます。逃げたいときは一時的に即離脱します。簡単に言えば幼少期の人格形成がたまたまいい感じに作用しただけ、と考えています。

僕の場合、長男の長男の〜(n世)でもあったので赤ん坊の頃は親族一同が床に正座して食事をしているなかで一人だけお誕生日席で「玉座」に座りご飯を食べていましたし(さすがに正月とか親族が集まる日限定)、こどもの日ではアホほどデカい俺専用の鯉のぼりがはためく中で、親族一同による僕の写真撮影会が催されていました。こういう特別な日以外でも、普段の生活でも特別扱いされまくり、褒められまくりな毎日だった記憶しかありません。

玉座に座るおれ

そして集団生活の第一歩である幼稚園時代、初めて臨んだ年少(3歳)時代の運動会のかけっこでぶっちぎりの一位になったことを皮切りに、成功体験が成功体験を呼び自信はどんどん備わっていきます。加えて先に記載したように育った環境が自己肯定感をMAXにさせるものです。度々僕がnoteに書いている「謎の自身感と無敵感覚」が義務教育前に完成するには十分すぎでした。

そのまま小学校より本格的に学校生活へ突入です。小学校~高校では「長」「リーダー」がつく役職にだいたい就いていました。学年を重ねるに合わせて成功体験もバベルの塔のように積み上がっていきました。自信満々すぎて役職に就いては自ら立候補というか推戴されていたに近い。ただ、自分の立ち位置は弁(わきま)えていたので生徒会選挙には立候補していません。その辺はスクールカースト上位の人間がやる仕事と分かっていたので、していないというより出来なかったと書いた方が正しいですね。じゃあお前はどの立ち位置だったん?と聞かれると難しいのですが「ピラミッド(カースト)の周囲を好き放題に移動する遊星」みたいな感じでしょうか。

住んでいた家から立ち退くという体験

そんなメンタル順風満帆人生に一つの転機が訪れます。なんと…高校を卒業するくらいの頃に色々あって住んでいる家から立ち退きすることになりました!詳細は書きませんが世間でよくあるタイプの例です。

少し脱線しますが、住んでいる家を立ち退く(≒競売に掛けられる)際はそれ系が専門の不動産業者が対応することがあります。彼ら曰く、立ち退きさせられる大半の人たちは「家を追われる現実を直視できず、まともにコミュニケーションが取れない」だそうです。特に新築でマイホームを建てた夫婦とのこと。ですので、業者からは普通に対人コミュニケーションしているだけでめっちゃ感謝感動されました。個人的には泣いても家を追い出される現実は変わらないし、この重要な場面で現実逃避しても意味なくない?と思います。

なお!僕の場合はこの不動産業者の感謝感動に漬け込んで~という訳ではないですが、家を追い出されるときは不用品とか全部家に残したままにしました!金目のものは先に売った!!!謎の責任感で自腹切って処分する必要はありません。業者に処分させましょう。こちとら家を失くすんやぞ?なメンタルで平然と「こんだけモノが残っていますけど問題ないですよね?」と立ち退き当日に言いましょう。あとマジでお金が無かったので純粋に処分費用を用立てできなかった事情もあります。(参考程度にしてください。本記事をお読みの皆様が同じ境遇にならないことを祈っています)

その通りでんがな!

その他にも色々失ったのですが割愛します。つまり10代の段階で住んでいる家とか色々失くした体験をしました。このときは流石に落ち込みましたし、俺の将来どうなんのかなと一時期は不安に苛まれていました。

ただ最終的には幼少期に形成された「謎の自身感と無敵感覚」に助けられ、「逆に10代の段階で家を追い出されるっていい経験じゃね?」とポジティブに切り替えました。金銭的な懸念も親族に頭を下げて援助してもらい一応解決しました。20代の時に既卒無職になるときに「いつか無職になるなら、スタートラインが無職の方が面白くね?」な思考になれたのもこの経験が影響を与えていると思います。

この体験は成功体験の積み重ねの一つになりました。立ち退きに関する話は少しボカしているので解像度が低いことについてはご承知おきください。

彼女が出来てウキウキ!→フラれる

家を立ち退く窮地に陥ったものの無事復活し、大学へ進学。同時に京都に引っ越して下宿生活のスタートです。そして入学した年の5月頃に人生で初めて彼女が出来ました。受講している講義が同じだったのがきっかけです。(当時Twitterは女性とご飯を食べたと呟いただけで炎上して垢消しに追い込まれる殺伐とした世界でしたので今まで黙っていました。もう10年前で時効なので許して頂けないでしょうか。)

僕の恋愛事情なんて誰も興味ないので付き合っている過程はバッサリ割愛しますが、結論的には次の年の1月にフラれました。彼女の家で鍋をしている最中に別れ話を切り出されました。突然「お話があります」と敬語で僕に声を掛けた彼女の顔は今でも覚えています。

家立ち退きのメンタル落ち込み度を10としたら、フラれたショックは1恒河沙(ごうがしゃ)くらいでしょうか。けど仕方ありません。僕が自覚していないだけで僕自身に至らないところが多々あったのでしょう。彼女は何も悪くない。次行くぞ次…とサッパリ切り替えられるわけもなく。

彼女とはプラトニックな恋愛をしていたので、僕は童貞でした。性欲が無かったというか、性行為への恐れ故にです。しかし別れた途端に「俺って…一生童貞?」という焦りが芽生え湧き上がった性欲と融合し作用した結果、インターネットで知り合った女性と会うためだけに京都から新宿まで自腹切って出向く行為をしたりしていました。

こんな醜悪な行為をしている特級呪霊みたいなオタクに「え~別れたんだ。じゃあ〜お試しで私と付き合ってみる?笑」と声を掛けてくれる女性が現れる都合のいい展開が訪れるわけもなく!というか彼女いたときは彼女以外の女性との交流を絶っていたので女友達すら殆どいなかったよ。実質同じ大学で女友達ゼロでした。

今振り返ると完全に恋愛経験よわよわ野郎の醜態オンパレードですが、当時はもうメッチャ落ち込んでました。この体験は完全に時間の経過によって癒えました。失恋経験は社会人になって初めて味わうと、最悪はうつ病→休職→退職→そして床のシミへ…のパターンもあるのでマジで早いうちに免疫を持っておいた方がいいらしいね。

おわりに

大学入学直前〜大学一回生までのことを書いたら3600文字超えたので書くのをやめます。本記事に書いたものはガキの闇ぶり感しかありませんが、当時はマジで深刻に受け止めていました。ちなみに大学の年数を重ねるにつれて、そして無職時代を経て働いてからはもっと色々あったのですが気力が湧いたら書きます。

完全に個人の感想ですが、こういう自分の心にダメージがある体験を乗り越え続けるとメンタルに悪い作用を及ぼした出来事が「成功体験」として置き換わっていき、メンタルが徐々に強くなっていくのではないでしょうか。乗り越える前に心が折れて一時的に薬の力を借りるのも良いと思います。これが依存となってくると話が難しくなるところ。

なお、本記事では敢えて一切触れませんでしたがメンタルは自身の外見身長等の要素にも左右されます。当方はこれに関しては一切言及する資格がないためスルーしておりますので別の方が言及している記事をご覧ください。

本記事をご覧いただいている皆さん全員のメンタルが安定しますように。俺は死ぬ予定一切ないです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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