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旅行記:ベトナムと中国の国境線上を反復横跳びしたり、ベトナムで原チャをニケツしたり

はじめに

ベトナム・中国旅行記です。僕自身の旅行記録も兼ねて記載します。昔のことなので記憶も飛び飛びになっている部分もありますがご容赦ください。

↓前回記事はこちら

本編

ベトナム→中国

ハノイ発ランソン行き、10人乗りの乗用車に21人を乗せた過積載違法バンですが、幸い事故などもなく無事ベトナム・中国国境の街であるランソンへ到着しました。僕の両足はオッサンを4時間乗せたことで壊れましたが…。

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ベトナムから中国へ行くには、当然ですが国境を越えなければいけません。今回は当然陸路です。じゃあどうやって越えるのか?我々島国の人間には想像がしにくいと思います。僕もそうでした。なんか万里の長城みたいに巨大な壁が国境沿いに建っているのか?と想像していたりもしました。

実際は出国側(ベトナム)国境手前の検問所で出国手続きを経て、入国側(中国)で再度入国手続きを行います。図解した方が分かりやすいので↓

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検問が終わると矢印のルートで進んでいきます。途中のこの水色部分がちょうど国境線上にある区域です。ここは検問を終えた方が誰しも通るところにあるので誰でも分かります。また国境線も引かれています。(著作権上写真を載せることはできませんが、googlemapで"Border Port No.1116"と検索すればヒットします)

ここでやるのはもちろん!国境線反復横跳びです!何も恥じ入る必要はありません。島国の人間は大体やってますし、周りの反応も特にないです。日本人はみんなやってるんでしょうね。3分くらいしたら気が済むので、中国側の検問所で入国手続きを経て終わりです。

ちなみに「国境線って長くない?検問所がないところはどうなってんの?」についてですが、基本的に自然の赴くがままです。自然国境(川とか)や山間部には検問所は基本的にございません。ただ河川であれば橋に検問所があります。これを無視して川を泳いで入ってくる不法入国者は国内で取っ捕まえる方が効率がいいらしいですね。あくまで俺調べなのでご参考程度でお願い致します。紛争で揉めている地域とかは全然違います。暇な方はgooglemapで世界の国境線上を調べてみてください。面白いですよ。

中国入国後は広西チワン族自治区へ入ります。ここで所用をこなし、時間が余ったのでオッサンを4時間上に乗せて壊れた太ももを癒すべくマッサージを受けました。顔の記憶は曖昧ですが、綺麗な女性の方だったと思います。

僕はうつ伏せになり、最初は肩・腰・太ももと順当に普通にマッサージを受けていたのですが、途中で施術者の女性が僕の耳元で「追加でマッサージ受けます?」と囁きました。「追加…?」と返すと「そうですよ」と妙に色っぽいトーンで言いながら彼女は僕の鼠蹊部(要するにほぼ股間)へ細長い指を這わせてきます。畳み掛けるように彼女は言います。「まずはシャンプーしますか?」と。これは…エッチなオプションがあるマッサージや!と直感的に理解しました。正直なところ若干は煩悩が反応した当時童貞だった僕ですが、性欲よりも現地でのトラブルへの危機感が勝(まさ)りお断りしました。はい。

今思うと待合室で黒服のお兄さんとタバコを吸いながら談笑していた時に「うちの女の子たちはね〜みんなサービス豊富っすよ!😀」と言ってたのはこれかあ…。

昔のiphoneがぶっ壊れて写真があまり残っていない

ベトナム再入国

中国での所用を終えたのでベトナムに戻ります。往路の逆コースです。ただし今回ランソンからハノイまでの復路はバンではなくタクシーを使いました。結構いい金額を提示されたのですが、また4時間も太ももにオッサンを乗せて移動するよりも9999阿僧祇(あそうぎ)倍マシです。

ハノイへ着いた頃にはいい時間になっており、その辺の屋台で適当にフォーを食った後にホテルを探します(日々ノリで生きているので海外旅行も宿は一泊目しか抑えない)。タクシーを捕まえ乗り込みます。

俺「この辺にホテルありませんか?」
👨‍🦳「?」
俺「ホテルです。ホテル」
👨‍🦳「?」
俺「スリープ!(寝るジェスチャー)」
👨‍🦳「😄👍」

ベトナム旅行を初めてこの頃は完全に英語通じなくてもボディーランゲージでなんとかなるわ!という成功体験に浸かっていたのですが、油断していました。タクシーが停車したのはカラオケ店です。補足ですがベトナムのカラオケというのは所謂ガールズバーと出会い喫茶を足して二で割ったようなもの(知らんけど)で、気に入った女性がいたら交渉して〜(割愛)な場所です。もちろんこの形態が全てでは無いと思いますが。

これは推論ですが、僕の寝るジェスチャーが運転手には女性と寝る行為に見えたのかもしれません。違うの!俺は女の子とじゃなくて普通に一人でホテルで寝たいの!!!と思いながらも運転手へそれを正確に伝える術がありません。どうしようかな〜と悩んでいたところ、一泊目に宿泊したホテルの明細の存在を思い出し、これを運転手に渡すことで無事なんとかなりました。本記事をお読みの普通に海外旅行をエンジョイしたい皆様におかれましては、事前に宿泊する宿を全て確定させた上で渡航されることをご推奨させて頂きます。

教会。フランス植民地時代の名残か

ダナンで原チャリをニケツして日本語を話せるベトナム人を探し回ったり

翌日、ハノイからダナンへ移動しました。距離感としては東京から広島へ行く感じです。今回は飛行機で移動しました。なんと所要時間は1時間です。バンとかいう過積載違法車両は直ちに使用を禁止しろ。

目的は色々あるのですが、その一つにダナンの軍事博物館があります。

ここで一部記憶が抜けているのですが、ダナンのどっかでバイタクを捕まえました。簡単にいうと原付のタクシーです。客は後ろに乗ります。つまりニケツです。ヘルメットの有無は2014年当時は適当だったと記憶しています。値段については乗車前の交渉で決定します。

このバイタク、ボッタクリが酷いは事故ったら物理的に即○するわでトラブルと危険の温床であり、「ベトナム バイタク」で検索すると【危険!!】ホーチミンのバイタクVS日本語を話すベトナムのバイタクなど、注意喚起や対決記事がわんさか出てきます。結構泣き寝入りしている記事も多いです。適切な利用をすればお安く移動できるのですが、普通にタクシーとか使った方がいいので僕もオススメしません。しかし非推奨もしませんので各自自己判断でお願い致します。

僕は出国前に家族から「バイタクは使うな!」と言われていたのですが、謎の自信感と無敵感覚を持ち合わせていたので利用しました。ドライバーへ目的地は軍事博物館と告げ、原付は走り出します。走行すること20分、一向にそれらしきところへ到着しません。どこに連れて行かれているんだ?と思っていた最中、原付は停車しドライバーはこう言いました。

「走り回ったけど場所がわからない」

場所知らんのかい!!!けど現状自分もどこにいるか分かりません。ここで喧嘩しても状況は好転しませんし、ドライバーの英語力が双方3歳児レベルのため意思疎通もままなりません。どうしようか〜と悩んでいると運転手は「日本語がわかるベトナム人を探さないか?」と提案してきました。

そんな砂漠でコンタクトレンズ探すみたいなことを…と思いましたが、彼には心当たりがあるとのこと。○○地区に現地法人で働いているベトナム人がいた気がする!とのこと。「とのこと」二連続なんて信用性皆無ですが、もうこれに乗っかるしか無いので、僕は初対面の彼に運命を委ねダナンでのニケツーリングを敢行しました。

道中の無茶苦茶な運転に寿命を削りながらも、結果からいうと日本の現地法人で働いているベトナム人を見つけることができました。そこで彼に軍事博物館へ行きたい旨を伝え、ついでに近所の子供達に「これがジャパニーズコインだ!日本人みんないい人だよ!」とお賽銭感覚で小銭をばらまきつつ日本のイメージアップも果たしたのち、再度原チャリに乗って今度こそようやく軍事博物館に到着しました。到着後にドライバーから追加で値段吹っ掛けられ少しバトルしましたが割愛。

軍事博物館についてはすでに多数の解説記事があるので、気になる方はそちらをご覧ください。ギロチンとかありますよ。ちなみに!2014年当時はこの軍事博物館では学割制度があり、「日本の大学生なんですけど割引してくれません?」と言いながら学生証を提示したら無事適用してくれました。何でも言うてみるもんです。

ダナンの街並み

おわりに

その後、ダナンからハノイへ空路で戻りそこから中国経由で日本に帰国しました。

早く例の感染症云々を抜きにして海外旅行が出来ますように。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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