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「付き合えなくてもいいから側にいたいけど、女の影を排除して純粋に推させてほしい」

はじめに

恋する女子(おなご)部の皆さん、御機嫌ようですわ〜。シーランド公国男爵の児玉ですわ〜。

Twitterでは散々呟いているのだが、俺は最近サイコミで連載中のイララモモイ氏の『付き合えなくていいのに』という漫画にどハマりしている(豹変)。

別に宣伝とか回し者では無い。単純にイララモモイ氏の描く漫画がドンピシャで俺の性癖にハマりすぎている。pixivはもちろんのことFanboxにも登録した。もう終わってる顔面がさらに崩壊してお正月を待たずして顔面が福笑い状態と化している。

というわけで本記事はイララモモイ氏の漫画を起点とした「片思い」「推し」に関する僕自身の思考整理ですが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

※2800文字くらい

本編

「なにその作品?」と思った方へ向けて超要約して説明するならば、片思いして悶々としている大学生の女の子を描いた漫画だ。お時間がある方はぜひ読んでほしい。サイコミで6話まで無料ですぐに読める。(ちなみに俺はこの「無料で読める」という言い回しに抵抗を感じる。クリエイターに対する発言としてどうなんだろう?知らんけど。)

この『付き合えなくていいのに』で特筆すべきところは、コメント欄に投稿される読者の感想が面白すぎて二度美味しいことだ。俺はマジでキッショいので、感想コメント欄も舐めるように確認し気に入ったものがあればスクリーンショットも撮っている。

不穏な女はもっと上手くやるだろ
胸キュンだね!
これに3400いいね付いてるのなんで?

三枚目については、主人公が片思いの男とLINEで盛り上がりその場の勢いで「カフェいかない?」と誘った瞬間に返信が途絶えた回の感想だ。男(片思い相手)は別の女の家にいる。そして、作中では返信が途絶えてからの空白の時間の描写は無い。空白の4世紀だろうか。

この感想も分かるのだが、もしこれが正解だとしたなら男は行為の直前までスマホ触って対面にいる女と別の女とLINEしていることになる。風属性のお店の待合室じゃねーぞ。これについては違うと思います。そう信じています僕は。

はい。このイララモモイ氏は片思いしている女の子の漫画を描きまくっている。特筆すべきはシチュエーションのバリューの豊富さ。「片思い相手に女の影がチラついて悶々とする」「片思い相手に纏わり付いてる女を鍵垢で監視する」「片思い相手と喧嘩してブロックされてクソでかい感情を吐き出す」など…。

ブロックされる話はマジで顔面がヤバイことになるのでぜひ読んで欲しいです。本当です。俺を信じて500円投げてください。あとこれ読む前にpixivで「ひーと郡山」シリーズを読んだ方が尚良しだ。

すみません。この「片思い」というのが「推し」に置換されてもいるのだが、基本的には特定の男性へ特別な感情を抱いているということに変わりはない。そして俺は、こんな感じで女の子が一方的に抱くクソでかい感情を観測するのが大好きになってしまった。

より咀嚼すれば、ラブコメではなく女の子の気持ちがぐちゃぐちゃになって情緒が不安定になるのを俺は見たい。(━━━殺してくれよ、もう。)

「もっとこういうのが読みたい!!!」と絶叫しているが、ニッチなジャンルなのかなかなか供給が少ない。似た感じの作品としては『ガチ恋粘着獣』くらいだろうか。

みたいな話を昨日、昼飯食ってる時にフォロワーにしたところ「これもいいんじゃないっすか?」と紹介された作品がこれ。(ちなみにそのあと『バビ・ヤール』という第二次世界大戦のキエフで3万人以上のユダヤ人が虐殺された事件を扱った映画を鑑賞しました。これについても気力があれば書きます。)

本屋でズラ〜っと並んでいるのを見たことある人は多いのでは無いだろうか。Twitterでも話題になりましたね。もちろん!俺はユニークスキル「逆張り」が発動して当時は読んでいませんでした。ホンマこいつ…。

で、取り敢えずpixivに上がってるのを全部読んだ。これは女性同士の話だが「推し」という言葉がしきりに登場する。そして「推し」に対してクソでかい感情を爆発さえている。

ありがとうフォロワー。この作品は非常に素晴らしい。「推し」という感情、正直俺は嫌っていた。俺は他人に対して崇拝と似た感情を抱くことが一切できない。自分の人生を一方的に託すような感じに抵抗を持ってしまう。乱暴に言えば「俺が一番正しい」という思考が存在している。

これは俺がクソみたいなプライドを持っていることが原因だと思う。幼少期からの生育環境の影響もあるので仕方ないが。多分何かしらの病気だと思う。繰り返しになるが、俺は他人に対して崇拝と似た感情を抱けない。多分無意識にこっちが「祈る側」になるのを拒否している。

↓俺の性格診断の話

また俺は社会人生活で一度も彼女がいたことない━すみません見栄張りました!出来たことがないが正解です!━のだが、この辺を掘り下げればより詳細な自己分析ができると考えている。「人を好きになれない」なんて痛い人間みたいな感情は浮かんでないつもりだが、もう少しで答えに近付ける気がするんだ…。

閑話休題。しかし今はこの「推し」をしている女性が登場する漫画を一つでも多く見ようと日々電子の海を徘徊する異常者と化している。時代は変わるのだ。コペルニクス的転回が俺の中で起きた。特定の人物を崇敬している(二次元の)女性を見るのが好きだ。心が洗われる。素晴らしい。幸せになって欲しいと願う。

━━━けど、その推しに拒絶されて感情がぐちゃぐちゃになる女の子を見るのはもっと好きなんだよなあ。

「じゃあお前が書けよ」という意見はごもっともなのだが、俺は男性だし(これを理由に逃げているわけではないです)女性側の推しや恋心を描写することは、今現在の俺の力量と経験では叶わない。

今日も俺は、電子の海を彷徨う。

おわりに

『よふかしのうた』の放映も終わったので、元々は男女の友情論について書こうと思いましたが超脱線してこんな記事を書きました。勢いで書いたので論理の破綻が起こっていると思います。

男女の友情、俺は成立すると思っているが条件はある。しかし「条件」について具体的な内容が浮かばずにいたのだが、「推し」という概念はこれを助けるものと考えている。

どちらかが一線を越えようとしなければ男女の友情が崩壊しないと思っているのだが、この一線越えようとする行為を防止するものとしてどちらかが「推し」の感情を持てばいいのでは…?

「推し」ではなく「畏敬」と表現する方が適切かもしれない。けど「それ友達関係じゃねーだろ」となってしまうので難しい。俺の中ではこの男女の友情についての答えはまだ出そうにない。

女性の感情がぐちゃぐちゃになる作品オススメあれば連絡ください。

シーランド公国の爵位はマジで持ってます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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