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お盆も近いのでご先祖を「遡れるだけ」調べる方法を書きます

はじめに

これまで自分で調べるのにまあまあ手間と時間がかかった先祖調査ですが、今年の4月より一気にやりやすくなりました。本記事ではこれについて書きます。

お盆も近いので、せっかくの機会に自分の先祖について調べてみるのはいかがでしょうか。

※1700文字くらい

本編

皆さんは自分のご先祖様のことをどこまで把握されていますでしょうか。歴史ある旧家だとか旧華族の末裔とかでなければ、せいぜい自分の曽祖父母(親の祖父母)が限度だと思います。

それ以上になると「ご先祖は●●していたらしい」とかふわっとした内容ではないでしょうか。

じゃあご先祖を調べる方法はないんか?という話なんですが、方法としてはご先祖の戸籍謄本を取り寄せるものがあります。

この方法については詳細な解説サイトや書籍が多数あるので割愛しますが、ご先祖の本籍地がコロコロ変わっていると都度請求の必要があり、相当に時間が掛かります。

父方・母方の祖父母=4家系分がそうだと途中で「もうええわ」となります。よほどモチベーション高くなければ。なので調査を代行する業者も存在します。

が、今年の3月に制度が変わって全国どこの戸籍も(自分の住んでいる)市役所から取り寄せられるようになりました。正確には「広域交付制度」と言います。これも詳細は調べていただければと思います。

要は「これまで数週間〜数ヶ月掛かっていた先祖調査が、一日で自分の高祖父母(曽祖父母の父母)、あるいはそれ以上まで遡れるようになった」ということです。

注意点としては、自分の直系尊属の戸籍しか遡ることが出来ません。曽祖父の兄の子供達〜などは基本的には出来ません。基本的には、というのは戦前の場合は戸主の戸籍に分家せず留まっていれば戸主の甥なども記載されているからです。

具体的な遡り方としては、役所に行って窓口に「広域交付制度を利用して先祖の戸籍を請求したいのですが〜」などと伝えればOKです。そうすると「戸籍謄抄本(記録事項証明書)等交付申請書」に必要事項を記載してくださいと案内されるはずです。

注意点としては自分の本籍地は把握していること、です。親に聞くなりしておいてください。また申請書には使用目的の欄があります。「相続のため」と書くのが無難でしょう。

個人的には朝一に役所に行ってこれらの申請を済ませることを推奨します。理由としては全て調べるのに5〜7時間掛かるためです。こんな重たい仕事を16時に申請しようもんなら「いや〜…今日は祖父母までにされた方が…」と窓口の方に強く勧められますので。気持ちはわかる。

「時間とお金が非常に掛かるのは理解しています。お願い致します」と朝一で窓口に伝えれば「こいつは"分かってる"な」と察して頂ける筈です。ちなみに祖父母の4系統を「遡れるところまで」調べると大体2〜3万円くらいです。

面白いのは役所によっては戸籍謄本を渡される際に簡単な家系図を渡されるところがあることです。私は妻にも「頼む!」と拝み倒してやってもらったのですが、役所の人が作成した家系図も渡されました。

ただこれはあくまで「善意」でやって頂いているものですので、あればラッキーくらいの気持ちでいればいいと思います。私が請求した際は特になにもありませんでした。人相が悪いんかな。

そして戸籍謄本が揃いましたら、家でしっかり読みこんで深堀をしてみてください。「ご先祖、●●県から来たのか」とか「昔の本籍地をgooglemapに打ち込んだら豪邸が!」など発見があるはずです。

クッソ暑い中に出掛けるより、冷房の効いた自宅で「自分が主人公の物語」の調査をやってみませんか?お盆の話のネタになることも間違いないです。

おわりに

より詳細を調べたい方はこの本をご参照頂ければと思います。古い地図の探し方なども記載されています。

私のご先祖は「児玉党」という鎌倉時代の武士団の分家の分家で、食えなくなったので室町時代頃に農民になったと聞いています。HNの由来はこれから来ています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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