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排他的扱いの気づき

人付き合い、上手く行ってますか?

誰も信じてくれないとか、優先順位が低いとか、追い出されるとか。
もしそうなら、会話で「共感」されていない所為かもしれません。



「会話が通じない」は信用が下がる

よく言われているのが「話が飛ぶ」というもの。
例えばアザトースを表現するには2,3個先のバナナを返答に使うとそれっぽくなります。

上手く行った例

と、ここまでの文章がまさにそれで。

  • ADHDのマジカルバナナあるあるを知っている

  • アザトース(クトゥルフの呼び声の痴呆な神+神話創生RPGアマデウスの親神)を知っている

  • こち亀パロ(本家からセリフを改変)を知っている

  • 魔法少女まどかマギカ(2011年頃大ヒットしたアニメ)を知っている

これら前提があって初めて真の意味で理解できるわけですが、前提条件を満たしていなければ「何言ってんだコイツ」になるわけです。
ゲーム開発者とかプログラミング系のブログによくある奴ですね。

ただこれは意識していればある程度回避できるものです。


これとは別にここからが本題です。




会話が通じないその2(本題)


斜め左が正面だとして、
正面だと円
横だと長方形
上だと+
の図

物事というのは、複雑な形をしていて、眺めている視点から全く違う形に見えるということを言いたい図です。

「1階にいる人は見えませんが2階にいる人は見える」みたいな、社員研修でよく言われる奴です。
立場や知識や経験の量でより多角的に物事を見ることができます。
ただし、1面でしか見れない人は思った以上に多いです。
全人口の円グラフで表すと圧倒的大多数じゃないでしょうか。

1面というと大げさですね。上の図で少なくとも4方向から見ると形が変わることはわかります。





X0Y60Z0ぐらい

この形は想像できましたか?

この形が想像できる人と出来ない人の会話が合うためには、想像できる人が出来ない人に教えないとわかりません

ただしここで大多数というものが邪魔をします。
出来ない人の方が大多数なので、大多数の方が常識であり、正義です。

大多数から外れた見識は「共感」されません。
「共感されない」は信用を失っていくと同義です。


具体例

A「このゲームαはもうクリア無理だ。諦めた」
お前「でもゲームβは好きだから大丈夫でしょ」
B「ゲームβもゲームαみたいなゲームなの?」
A「いいえ、αはアクションだけどβはパズルだよ」
お前「はい、αと同じく死にゲーだからβは同じだよ」
B「[お前]は本当思考がおかしいから気を付けた方がいいよ」

$$
\def\arraystretch{1.5}
\begin{array}{c:c:c}
 & ハード & ソフト \\ \hline
ゲームα & アクション & 死にゲー \\
\hdashline
ゲームβ & パズル & 死にゲー
\end{array}
$$

Bはゲームβのことを知りません。
しかし[お前]よりAが正しいと信用して[お前]を間違いだと決めました。
3名のうち2名という大多数が間違いと認めたので、
ゲームαとゲームβは似ていないゲームということになりました。
もしAが「共感」していれば自体は逆転していたでしょう。
Bは[お前]よりAを信用しているので、間違いをした[お前]の信用が下がりました。あまりに下がったので釘を刺すまでになったのです。



「共感」ということ

「共感」とは二間が「同じ考え」で「一致」することだと思います。


「共感」した!会話が楽しい!
という楽しい会話のラリーは互いにジャストガードをしあうものです。
スマブラはすべての攻撃にタイミングを合わせればできるので実質1択。


一方ストは2種類のガードがあり、ジャスガができる確率は減ります。


じゃんけんであいこを狙って続けていくのはかなり難しいです。

相手が同じだけ、それ以上の多角的な見方ができるのであれば何を言っても伝わりますが、相手より[お前]の見方が多すぎる場合、「共感」となる見方を厳選しないといけません。

「大多数」に所属しているならこんなことを考える必要ありません。
羨ましいですね。

「共感しない」見方を会話に使い続けることは
「意見が合わない人」「敵」「信用に値しない」となり、
同じ行動をしても[あいつ]は好感度が上がり、[お前]は好感度が下がる
という状況になります。

その会話内容の正誤は一切関係ありません。
先生に「[お前]はたくさん意見が出せて偉いね」と褒められた過去があろうが関係ありません。
「共感した」の回数が多ければ人間という群れの生き物の中で生きることが許されるのです。

つまるところ、見方という手札の数がほぼ一致していれば何も考えることなく会話ができます。大多数の人は何も考えてないです。
手札枚数に偏りがある場合、多い方が少ない方に合わせる必要があります。


排他的扱いを受けている原因は「的外れ」な共感不足である。




気を付けること、対応策


「的外れ」にならないように。

私が教えてほしいぐらいなんですが
対策はいくつか考えてあります。

1.相手に興味を持つ

相手の見方の手札の枚数を見極めます。
ただし、一元的にならず最低でも分野ごとの得意不得意を見る。
[お前]より手札が多そうならその分野の話題が安全圏です。
半年ROMれみたいなもんです。
「相手が会話をしたがっているか?」も見る必要があります。

2.無難な話題をする

「政治宗教スポーツの話題はするな」は常識です。
さすがに天気の話題で共感を得られないなら関わらない方がいいです。
会話の流れも重要です。「流れと関係ない話」はやめよう。

3.不安に感じたら切り込まない

「この話題は相手は理解できるか?」と感じたら止めよう。
好感度マックス以外は失敗したら終わりです。
自分が好感度マックスだと思い込んでいても意味ないので止めよう。

4.間違えたら「ごめんなさい」

話題の正誤に関わらず
「(相手が不快に思ってしまって)ごめんなさい」をやる。
次に繋げやすくなる。
「何もしない」や「逃げる」は最悪の手。

5.相手のストライクゾーンに投げる

理的(だと思っている)内容は、伝われば難しい分、快感が強いです。
伝わらないと信用がガタ落ちです。
自分だけではなく相手も含めて「楽しい時間」が過ごせるように配慮。

6.無理して関係を続けない

別に相手は[お前]がいなくても支障はないです。
ネットなら2日後に忘れてます。

注意

「会話が通じない」と相手から伝わることは稀です。
普通は反応ありません。愛想笑いはしてくれます。でも通じてません。
突然別れを告げられます。通じてないからです。
具体例で出てきたBはイイヤツですね。



まとめ

大多数は何も考えていない。(必要がない)
少数は大多数に合わせて考える必要がある。
自分が大多数だと思って何も考えないと信用を失う。
信用を失うと排他的扱いを受ける。
排他的扱いのデバフ中は人気者と同じ行動でも好感度が下がる。
排他的扱いは赤の他人からの扱いに伝播する。
「共感しない」は「群れの敵」だから排他的扱いは正義で生理的。
大多数が正義。
暴投ばかりするのは「理的」ではなく「トンチキ」


「レベル」とか「ギア」とかで表現すると合わないんですが、
相手と同じ目線に屈んで楽しい会話を心掛ける
というのを大事にしていこう

という気付きでした。


まあ、会議とかブレストとか
「新しい風」やら「斬新な意見」を求められる状況だったら暴投してもいいかもね。

おわり

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