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飲み残しお新香婆

魔法学校の卒論にとりあえずケリがついてご機嫌。

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高齢者によく話しかけられる。主に駅前、バス停、電車の中。公共交通機関のあるスポットが多い。

今までで印象的だったのは、駅前で賞味期限切れの食べかけの大福を渡してきた人と、電車内でアウターが似ていることに言及してきた人。高齢者はこちらががイヤホンをしていようとお構いなしに話しかけてくるので凄い。

今日も凄い人に出会った。一人のお婆さんが、駅前でアイスコーヒーを飲んでいる私に「寒そうね〜大丈夫?残していいのよ?」と言いながら近づいてきた。何故残す許可を出したのか不思議だったがとりあえず相槌を打っていたら、なんの前置きもなく「人の残したビールを水筒に入れて帰ったらそれを使ってお新香を漬ける」という報告をしてきた。奇行が過ぎる。意味がわからなすぎて、水筒に炭酸入れて大丈夫なんですかね〜などと的外れなコメントしかできなかった。炭酸は抜けてから入れたらしい。その理性があるのが怖い。

最初に残す許可を出された時、こちらの返事次第では残りのコーヒーを奪われてお新香に使われていたかもしれないと思うと恐ろし過ぎる。そういう妖怪だったのかもしれない。飲み残しお新香婆。

見た目が一見普通だったので怖かった。「人は見かけによらない」の悪い例。

お年寄りあるある:この後の予定を言う

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飲食店の外壁や壁紙にでっかく印刷されている料理の写真を近くで見ると、普段は見れない距離で食べ物に視界を埋め尽くされるのが面白い。

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でっか〜い唐揚げ。見てるだけで胃にくる。

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