【前十字靭帯断裂の旅】手術後1日目

私は手術後に具合が悪くなることもなく、体も心も落ち着いた状態で前十字靭帯再建手術後1日目を迎えることができました。

手術部以外は普通に元気

記念すべき手術後1日目。
おもに下記のスケジュールで1日が終わりました。

5時半:抗生物質の点滴
6時:血圧、酸素濃度、体温のチェック
10時:体拭き、着替え
11時:診察と手術部の消毒、左膝のドレナージチューブ取り出し、手術時に撮影した静止画・動画の確認と説明
11時半:車椅子の練習
12時:昼食
14時:手術部のマッサージ、簡単な体操
17時:夕食
22時:就寝

意外とすぐに慣れる車椅子デビュー

左膝の前十字靭帯再建手術後に、人生で初めての車椅子に乗りました。
靭帯再建手術をした左脚にはしばらく体重をかけることができないため、車椅子または松葉杖での生活が必須になるからです。

最初の数分間は車椅子の操作にまごつきましたが、数分もするうちにすぐに慣れ、ベッドと車椅子間の移動、廊下の移動、トイレ内の回転移動なども困らずにできるようになりました。
ただ、脚や腕の力がない方などは、車椅子とベッドの移動などが難しいこともあるようです。

自分でトイレに行くことは自信にもつながる

私は左膝の前十字靭帯再建手術をしたため、しばらくは右脚と両腕の力を駆使して生活する必要がありますが、車椅子や手すりのおかげで、手術後1日目の午後には、1人でトイレに行けるようになりました。

手術日の夜と手術後1日目の午前中にトイレに行ったときは、右手にチューブと点滴スタンド、左膝にチューブと装具、右膝に包帯という状態だったため、トイレに行くのに2人の看護師の手を借る必要があったので、大きな進歩といえます。

左脚を使えない状態でも意外といろいろできる

手術後1日目の午後には、トイレでの用足しだけではなく、片足立ちでいろいろな日常の動作ができるようになりました。片足と両腕を使って安全に立てる場所や座れる場所を確保する必要がありますが、自宅でのルーティーンのように、コーヒーを淹れたり歯磨きをしたりできるようになることは、ちょっとした自信につながります。

ベッドの上だけではなくベッドのまわりでもいろいろな活動ができるようになったので、病室の整理整頓もできるようになって、より快適に過ごせるようになりました。

地味~に続く痛みと違和感との孤独な闘い

私の左膝は靭帯再建手術、右膝は半月板嚢腫を取ったばかり。
手術でいくつかの傷口ができたためそれなりの痛みはあるものの、痛み止めを飲めば問題ない程度です。きちんと睡眠が取れるか不安でしたが、まあまあ普通に眠れました。
先生には「痛みはできるだけ我慢しないようにしましょう」と言われたので、痛みや違和感を感じたらすぐに看護師に伝えるようにしています。

前十字靭帯再建を終えた左膝

がっちりと固定されている左脚は、膝の傷口付近の痛み、膝上の前腿に青あざのような痛み、脚の内側に筋肉痛のような鈍い痛みがある状態です。
リハビリ中、仰向けに寝た状態で脚の上げ下げをした時は、これまでに体験したことのない地味な痛みにちょっと心が折れました。

半月板のガングリオンを取った右膝

そして、右膝は傷口よりも膝の奥のずーんと来る痛みがある状態です。こちらは左膝と異なり動かす時にもとくに目立った痛みはありません。痛みにおびえることなく、体を支えることができているのはとてもよいことです。

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