見出し画像

2023.3.19「第二回 デジタル写真のレタッチと現像」振り返り

2月の「第一回 カメラの基礎 / マニュアルで撮ろう」からあっという間に1か月が過ぎ、だいぶ春らしいお天気だった3月19日(日)、第一回講座から継続で参加してくださった方、初めて糸口を訪ねてくださった方と共に「第二回 デジタル写真のレタッチと現像」はスタートしました。
講師は引き続き、美術家の鐘ヶ江歓一さんです。

座学
鐘ヶ江さんがスライドと共に以下の説明をしてくださいました。

〈前回の補足 / SS(シャッタースピード)〉
動物、車、ダンス、手持ちスナップ、流し撮り、夜景、滝など被写体が異なる場合でのSSの設定について

〈前回の補足 / 半自動モード〉
露出補正ダイヤルについて

〈映像撮影時のカメラの基本設定について〉
様々なシーン別での設定、NDフィルター (カメラのサングラス的なもの) があるなど

屋外でスナップ撮影
みんなで近所の公園へ行き、45分それぞれの時間を過ごしました。

糸口に戻り 座学
本日の本題 / レタッチについて
◆レタッチは自分の写真について考える時間◆
基本補正 (ホワイトバランス / RGB / 明度幅など)、ディテール、HSL、カラーグレーディングの説明、写真の色再現について / 実例 : 絵画の作品撮り

レタッチ実践
実際にレタッチソフト (今回は無料のもの / 使える人は有料のもの) を使い、撮影してきた写真をレタッチする練習をしました。

私は撮ってきたスナップ写真の中からレタッチする写真を1枚選ぶところから時間がかかってしまいましたが、他の参加者の方々はサッと決めてそれぞれ思い思いの色味や構図、イメージをレタッチで実現されていました。

作業の様子 (木村)
初めてレタッチした写真(木村)

振り返り
カメラで写真を撮ること / 風景を切り取ることと、さらにそれをレタッチすることはまた別の作業であることを実感しました。レタッチは二次創作的な感覚です。二次創作するには、自分がみたい、もしくはみせたい風景や時間、色や構図を自分が知っていないといけないし、それを実現するために、自分が撮った写真を改めて眺め直し、向き合う時間が必要になります。自分の仕事的な言葉に置き換えると、非常に演出的な作業と言えます。カメラのシャッターを切ることは感覚的・身体的。レタッチはもちろんそれぞれの感覚に委ねられているので感覚的ではあると思いますが、でもむしろ意図的・頭脳的。二回の講座を通して、写真を撮ること、カメラと関わることは、非常に感覚的であり、意図的であり、両方の感覚を行き来することでもある、ということを体感し学びました。

二回に渡り講師を務めてくださった鐘ヶ江歓一さん、そして第一回、第二回とカメラ講座にご参加いただいた方々、ありがとうございました。それぞれの日々の中で、引き続きカメラと楽しみながら関わる時間が在ることを願いながら、私自身もここからカメラと過ごしていきます。

上:レタッチ前  /  下:レタッチ後

余談
講座の中で単焦点レンズについても話が出ていたのですが、私はちょうど破格で欲しかったレンズ(中古)を手に入れることができたので、今一緒に時間を過ごしながら学んでいます。
難しいけれど、とても楽しいです。

レタッチ前 (撮影:木村)
レタッチ後(撮影:木村)

糸口でのカメラ講座はひとまずここで終わりとなりますが、今後 open day などでゆるーくお散歩と撮影会などをしたいなと思うので、そんな時はまたお知らせします。カメラ持参で遊びに来てください。

糸口 / 木村玲奈


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?