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NFTの活用による関係性の再構築と価値観の見える化

#旅するジモトというプロジェクトをはじめました。

この「#旅するジモト」は簡単に言うと、コミュニティの参加証としてNFTを販売し、その売上金を使って地域の課題解決やプロジェクトを立ち上げようといったものです。

参画地域や概要をwebをぜひ御覧ください。

このような仕組みのプロジェクトは他の地域等でもやっていることだと思いますが、この「#旅するジモト」の背景や実現していきたいことを書いてみたいと思います。

コロナウイルスとテクノロジーの進化で変化した関係性

新型コロナウイルスは世界中で様々な変化をもたらしました。その大きな変化のひとつに「関係性」があると考えています。コロナ禍による行動制限の暮らしの中、テクノロジーの発展により、様々なヒト、モノ、コトと関わりやすくなってきました。

SNSですぐに人とつながり、オンライン通話でどこでも打ち合わせができ、ECサイトで注文すれば翌日にはものが届きます。しかし、その一方で関係を絶ちやすくもなったなと感じています。SNSでは嫌いな人をブロックすればいい、モノも気に入らなかったら違うものをすぐに探し、翌日には新しいモノを手に入れることが出来ます。

このように気軽に接点が持てるようになったからこそ、「関係を選ぶ」ことが大事になっていくんだと思います。色々選べて、すぐに試せるからこそ、本当に大事なものを選んでいく事が必要なんじゃないか。ECサイトのリコメンドやSNSのマッチング機能などは、自分の趣味嗜好を読みってくれる便利な機能ですが、本当に「自分にとって必要なのか」を一度ちゃんと考えることが大切になるのではないかと。

そんな時代になったからこそ、真っ正面から、しっかりとした関係性をつくれる仲間づくりに取り組むべきことではないかと思っています。

信頼関係からはじまる地方

もう一つは閉鎖的だと言われる地方の問題です。
最近では池田町の池田暮らし7か条が話題にもなりました。そのため、地域おこし協力隊や移住者が起業し、成功するためには信頼関係を作ることが大事と言われています。しかし、信頼関係を築くには時間が必要で、時間をかけて、共同作業、コミュニティに貢献し信頼を得ていく必要があります。
また、この信頼関係の構築や活動のサポートをする役割としてコーディネーターがいる地域もあります。日添も五木村のコーディネーターとしての役割を担っています。しかし、コーディネーターもすべての関係者やプロジェクトをサポートできるわけではありません。そのため、せっかくのいいアイデアでもうまくいかなかったりし、せっかくのチャンスをダメにしてしまうこともあります。

コミュニティで信頼を担保し、信頼や活動の証としてNFT。価値観の見える化。


そこで、ブロックチェーンの技術とDAO型の運営で信頼の担保と価値観の見える化ができたらいいなと考えています。コーディネーターという特定の人物や組織を通さなくても信頼できる人、どんな価値観で活動しているのかが伝わるようにできないかと。例えばコミュニティ内での、アイデア出し、地域活動、食材等の購入などの体験、行動の証としてNFTを発行しする。そのNFTを貯めていくことで、人間性がわかる履歴書みたいなものができたらいいなと考えています。能力や学籍、実績でだけでなく、行動や価値観がNFTの履歴書で伝わるようになれば、信頼のスピードが上がり、もっと地域での活動しやすくなっていく。

そしてコーディネーターという属人性に頼っていたものをコミュニティで、その機能を担うことで持続可能性が獲得できるのではないかと考えています。

人としての信頼、アイデアへの信頼

また、地方では一度信頼された人や、昔からの家柄、声が大きい人の意見が通りやすいことがあります。「あの人が言っているから大丈夫だ」と思ったり「あの人が言っているから仕方ない」など。人間には得意、不得意があり、さらにこの先の見えない時代、「あの人が正しい」は存在しないと思います。「あの人のあの意見は賛同できる」「あの意見は違う」と話し合えるDAO型のコミュニティが作れないかと思っています。

このような考えのもと「#旅するジモト」で、対等な関係で地方のことを考えて実践できる仲間づくりをしたいと思っています。


まずはDiscordを覗いてみてください。
「#旅するジモト」よろしくお願いします!




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