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Epsode5 -Life Theme 思春期- 

高校にはいると勉強以外のことに価値観を見出していく。アイデンティティVSアイデンティティの混乱で悩む。
中3はなんとか進学コースへ行くためにと必至に勉強した。そのかいあってどん底の成績から、学年の中の上くらいまで成績は上がっていた。

そこで目的を達成したと自分の中で割り切り、趣味に軸をおくようになった。音楽だ、特に洋楽を聴くようになり、それから日本のお気に入りのバンドができた。それが今は作家として著名な辻仁成率いる『ECHOES』だ。
強いメッセージをU2を彷彿させるギターにのせて、ハートに訴えてくる。とにかくハマった。友達のお姉さんから教えてもらったのだが、LIVEもその人を通じて通うようになった。

LIVE、自分もやりたくなった。しかし、そんな同じ趣味のメンバーが集まるわけでもなく、全く趣味のちがう曲をやったりした。学校の友達はあまり仲良くしなかった。完全にROCKの方向をみていた。
自分のやりたいのはこれだと、高校に入学してからずっと目指していた東京でのチャレンジ。。。
しかし、そこまでの勇気はなく、悶々とする日々。進学が当たり前の環境で、何もできない自分を恥じた。

親はまずは大学へ入ってから考えればいいと、東京の大学へ行ってそれからやればいいと。。。大学に行くことがそもそも必要なのか?サラリーマンになるのが嫌だったから、その頃は大学なんて行く必要ないと考えていた。
東京の叔母の家に居候させてもらってとも考えていたが、そもそも大学進学をすすめている叔母にお願いできることでもない。
今、思えばもう少しうまく親なりが話をきいて説明してくれていれば違ったかもしれない。その頃は、まだ視野が狭くなっているから仕方ない。

結局、受験をすることになるのだが、東京の大学は全滅。やりたくないことに、時間を使っていきたくもない大学へいくのか、そんなことを言ってるやつは高校ではいなかったし、自分もそこまで強く自分を信じきれなかった。

私たちの時代はいい大学に行き、いい会社に入るというのが当たり前の時代だった。だから、大学に行くことに、ただ、仕事(キャリア)という概念より、やりたいことをやりその延長線上に仕事があればいいと漠然と考えていた。
やりたいことがあっても、できない環境にいるトンネルの時代。。。

次回は覚醒の浪人時代




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