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本日のJAVA日誌

日付:2024年7月5日 天気:晴れ 気温30度

 湿気が重くて職場の最寄駅は潮の匂いがした。そんな夜勤明け。新人教育担当が集う会を終え、声が出ない間も行きたいと思っていたため満を持してのログイン。
 入店すると先に1組。いつもは入ってすぐに出迎えてくれるおばあちゃんがおらず恐る恐る奥に入ると「いらっしゃいませ」と出迎えてくれる。メニューを見るか聞かれ一応見ると答える。着席してすぐ、もう1組来店する。金曜の夜は賑やかだ。
 メニューを開く。今日はプリンがないらしい。
 新しい世界に飛び込むチャンス、ということに他ならない。店内は少し蒸し暑く、冷たいものが欲しい。コーヒーフロートか、アイスと珈琲別々にするかしばらく悩む。けっこう悩む。
 やっぱりしっかり珈琲が飲みたくて別々で頼む。またしてもスプーンとフォークが置かれる。
 どんなアイスが来るんだろうか。ワクワク。

 最近急に暑くなった。隣の席ではサラリーマンのおじさんが朝8時からガリガリくん(ソーダ味)を食べながら歩いていた話をしている。「朝ガリ」と声が聞こえる。なんかいい感じだ。おじさんとアイスと夏の日差し。なぜか鮮明にイメージができる。色まで。もう夏なんだ。
 少し前に半袖に切り替えるタイミングを悩んでいるという話をしてその直後から急に暑くなった。今年は春が思いのほか長く、初夏が短く駆け足で夏が来たように感じる。でも、まだ梅雨なのか。重苦しい湿気と、気圧。ここ最近はいつもうっすら頭が痛い。

 実は今日の前に一回ログインしていたけど日誌を書き忘れている。5月10日、いつも通りプリンセットを頼んだ。その時は父から貰った小説をお供に、それを早く読みたくて文章は書かなかった。(父は読み終わった小説をわたしに譲ってくれる)
 今日のお供は「ギリギリ20世紀青年ズ」わたしはこの百首のいちごつみが大好きでこの夏、その話を少しずつしていこうと思っている。

 という話をしたところでアイスが届く。アイスの美味しさは時間勝負。ということで今回はここまで。
 さあ、いただきます

 と思ったけど、アイスを三分の一くらい食べたところで「これ、よかったら」とお皿に盛られたフルーツが届く。フォークってこのためだったんだ……メロン、さくらんぼ、ふた粒のシャインマスカット、小さなシュークリーム。心ばかりの「心」が大きくってうれしくなった。

 珈琲が届いたら、もう机がぎゅうぎゅうだった。

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