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【刺繍の基本】布の向きとほつれ止め方法

布の向きとほつれ止め方法

みなさん、こんにちは。はなめろんです。
今回は刺繍をする時の基本となる下準備についての解説をします。
初心者の方は特に、読んでいただきたい内容です。
刺繍をする時、生地の向きや裏表について着目したことはありますか?
基本を知ることでもっと刺繍が楽しくなりますよ♪

動画でも解説しています。

今回の記事の内容は、YouTube動画でも解説しています。
実際に作業をしながら、手芸初心者の方でもわかりやすいように丁寧に説明しています。
☟クリック☟

【動画目次】
00:00 挨拶とテーマ説明
00:36 刺繍布の向きとほつれ止めの話
01:22 布の向きと裏表解説
06:51 布目の整え方
07:07 ほつれ止めの方法実演
10:55 まとめ

①刺繍布の向き

布には縦と横があります。
耳と呼ばれる下写真の方向が縦です。

布の耳部分

お裁縫の型紙で下イラストの中にある矢印のマーク↕を見たことがありますか?そのマークは生地の縦方向の位置を表しています。
縦の方が伸びにくいので、洋服などを作る際、この方向が重要なのです。
布物を作る時、刺繍をした後に仕立てるという手順で進みますよね。
なので刺繍枠をはめた時、耳がある縦方向が左右にくるようにセットして刺繍をします。

布の方向図

②耳がカットされている時はどうする?

カットクロスを購入した際、耳が付いていない場合がありますよね。
その際はサイドと上下を引っ張って判別します。
サイドを引っ張った時の方が上下よりも伸びが良いです。
感覚は少しの違いではありますが、その違いで判別しましょう。

サイドに引っ張る
上下に引っ張る

また、元々耳が付いている生地でも、裁断したら耳の部分は切り落とすので、どの方向に耳があったら目視できなくなりますよね。
その時はカットした段階でチャコペンで表面の上部に『天』しるしを書いておくとわかりやすいですよ。

③布の表面と裏面

布には表面と裏面がありますね。
平織りの場合、表裏は考えずにきれいな面に刺繍をして大丈夫です。
綾織り(ツイル)生地などのように表面と裏面でテクスチャーが違う生地は、どちらの面に刺繍をするかあらかじめ決めておいて、間違えないように注意しましょう。

ツイル生地表面
ツイル生地裏面

④布目を整える

布がカットできたら、霧吹きをして湿らせて、アイロンを中心から縦方向と横方向にやさしくかけます。
この時、アイロンのスチーム機能は使いません。

布目を整えた生地

⑤布の端を巻きかがる

ほつれやすい布の場合、刺繍する前に端をしつけ糸で巻きかがります。
そうすることで、ほつれた糸が刺繍糸に絡まったりすることも防げます。
私は100円ショップで購入したしつけ糸を使っています。
今回の解説ではわかりやすいように赤い糸を使っています。

しつけ糸

【巻きかがり方法】
1,初めは結び。そのあと、1.5㎝くらいの間隔で生地端を巻きかがる

巻きかがる

2,刺繍をする面の上部に『天』を書く

3,角の部分はこのように直角に縫う
(斜めにすると糸に引っ張られて生地端がめくれてしまうため)

角は直角に

4,糸を引きすぎないように、ふんわりと縫う
(糸を引きすぎるとこの写真のように生地が丸まってしまう)

糸を引きすぎるとこうなる

5,4辺縫えたら最後は玉止め

最後は玉止め

6,完成

完成

完成です!おつかれさまでした!
ここから本番の刺繍をしていきます。

次の記事の予告

次回の記事では、今回下準備をした布に動物の刺繍をしていきます。
刺繍図案は無料でダウンロードできるようにするので、ぜひ一緒に作ってみてくださいね♪

次回は動物の刺繍

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