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「シンメトリー」

こんばんは

こっそりアイコンを変えてみました。
いかがでしょう?

前回の記事も、読んでくださりありがとうございます。マリンスポーツ楽しいよというお話でした。

さて、今回はいよいよ、劇場版名探偵コナンシリーズの振り返り第一弾をやっていこうと思います。
公開順で、今回は第一作「時計仕掛けの摩天楼」。

「時計仕掛けの摩天楼」は1997年公開の、こだま兼嗣さんが監督を務められた作品です。

劇場版名探偵コナンは毎作、その時代の世相を反映しているように思います。この時代は携帯電話はガラケーで、しかも折れないタイプ。テレビはブラウン管ですし、映画のオールナイト上映も恐らく珍しくはなかったのでしょうか。さすがに煙草ではなくパイプで喫煙をする方というのはなかなかいなかったと思いますけれども。電子タバコは無かったですね。

実は、私は毎回映画の内容だけではなく作中で使用されるメインテーマのアレンジも楽しみにしています。今年の映画もかっこよかったですね。その点、「時計仕掛けの摩天楼」では普段のアニメ放送で使われるままの曲だったように思います。(もしかしたら細かく違うのかもしれません)

メインテーマ目線で行くと、お決まりの工藤新一くんの自己紹介ターンがいつもより早いタイミングで始まります。ワンフレーズくらい早いかな?という具合。しかし小さくなるまでのお話のセリフは同じです。この時点でもう固まっていて、25作まで続いていると思うとすごい。

お話の中身にふれていきます。
まず驚きですが、このときから現在までで作中では1年経っていません。米花町は時の流れが違う。
「時計仕掛けの摩天楼」は、他の作品で見られるような真犯人は別にいる!というスタイルではなく、ただ一人の人間が事件を起こしています。(映画冒頭の事件は別件)

大人になってから見ると、この犯人なかなか忙しかっただろうなと思わずにはいられません。本職の建築士をやりつつ、せっせと色んなタイプの爆弾を制作、設置。その爆弾のための暗号文も用意して、更には変装や変声機を使った電話までして。それだけではなくガーデンパーティーの招待状からお料理、ゲストのためにクイズも作成。

マメ以外の何者でもない。

今では超人で知られる蘭姉ちゃんも、このときは幼なじみのお誕生日を祝いたい女子高生の側面が強く、どちらかというとコナンくんの方が超人です。ラジコンにつけられた爆弾から子供たちを助けるために奔走したあと、時限爆弾を探してガンガンにスケボーを乗り回し、衝撃でスケボーが故障するというリアリティのために、乗り物をその辺の坊やから借りた自転車に変え、追っていたタクシーの進路を予想し自転車で階段から飛び降りそのままタクシーに当たり屋の如くぶつかりに行く。(実際はぶつからず、転んだふりをします)

バイタリティヤバすぎんか。

実際に爆弾を見つけたあと、人を巻き込まないようなるべく人気のない河川敷に向かい、自分は爆発に巻き込まれて木にぶつかり警察病院に入院します。コナンくんが入院するのはかなり珍しいことで、後の映画で足を骨折してもギプスはしますが阿笠博士の応急処置でした。これを経てコナンくんは強くなって行ったのでしょうね…。

ちなみに今作で登場する地名、西多摩市や芝浜駅は、別の映画でも登場します。特に芝浜駅は、昨年公開の「緋色の弾丸」でリニアの終着駅になっていました。

この映画の見どころと言えば、終盤の爆弾解体シーンがその一つに挙げられると思います。蘭姉ちゃんが、ドアの向こうの新一の指示を聴きながらソーイングセットのハサミでコードを切っていくシーン。私はこのシーンを見てから、いつ爆弾を解体することになってもいいようにソーイングセットを持ち歩くようになりました。今のところその機会はありません。

以前にすこし(?)お話したように、私は松田刑事が好きなので爆発物が登場するとソワソワします。今作は爆発物処理班も出動しますので、思いを馳せ放題。実は映画でコナンくんが爆弾を解体しようと動くのは珍しく、大抵は解体せず爆発しています。「純黒の悪夢」で安室さんが大観覧車の中の爆弾を解体しているのが今回含めて2回目だと思います。

そういえば、毎年話題になるゲスト声優さんですが今作はお笑い芸人の2丁拳銃さんが出演されています。もしよければ、どこに出てるか探してみてくださいね。ヒントは関西弁です。

ゲストで思い出しましたが、この映画でゲストキャラクターとして登場した白鳥さんは現在レギュラーキャラクターになっています。風見さんが映画からだというのは記憶に新しいところですが、意外にも白鳥さんも映画が初登場だったんですね。

ちょっと振り返っただけでもこんなに話したいことがある、思い出の詰まった「時計仕掛けの摩天楼」。まだ幼かったけれど、この作品を映画館で観たことは覚えています。

この先もコナン映画と一緒に思い出を作っていきたいなと思いつつ、そろそろおやすみの時間です。

最後に、ハッピーバースデー、新一。

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