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劇場版「ルックバック」を観た話

知人にこれは観たほうが良い!とオススメされて観に行った。
漫画やアニメには疎い私。
むしろ「えー、アニメ映画かぁ〜」ぐらいに思ってた。

結果、
爆泣きしてしまった😭
1時間でこれは濃密すぎる…

この物語の主人公の 描くこと、描かずにはいられないということ。
他者の圧倒的な才能に、自分の無力さを思い知り、
どうしようもない壁にぶつかって、
こんなこと必死にやったって一体何になるんだと、
何度も何度も自問自答して、現実を思い知って、
それでも…!
自分には「これしかなかった」と思い知ること。
それがまさに自分にとっての
「業」。

主人公の、このあとの人生も観てみたいなぁと思った。

あーもー、人生って…!!

なんでこんなに胸がギュッとなるのか。
上手く言葉で表現できないんだけど、
自分が
子供の頃にこれが好きだ、得意だ、と気づいた時。
いや、そんな人は他にもたくさんいるんだと知った時。
褒められて本当はめちゃくちゃ嬉しいのに大したことないっすよ〜ってヘラヘラしちゃう時。
一生かけても追いつけないようなとんでもない才能に出会った時。
人と比べて自分がショボく思えて泣き崩れた時。
上には上がいるんだ、と思い知った時。
後に引けなくなってもう全身全霊でやってやってやり切ってやるしかない、と覚悟を決めた時。
などなど、
大きなスクリーンに映し出される美しい映像の中に今まで自分が生きてきて感じたいろんな思いがぎゅうぎゅうに詰め込まれているからだ。

これで泣けるということは、その時々でちゃんと色々なことに真剣に向き合ってきたからだと分かってどこか安心した。

なんか、単純だけど仕事がんばろ〜って思った。浅い感想。笑

クリエイティブな仕事をしている人にはもちろんぶっ刺さるけど、そうじゃなくてもみんな何かしら「あぁ、この感じわかるわ…」と、どこか心当たりがある描写が散りばめられていてグッと来るんじゃないかなぁ。

絵もきれいだし、音楽も良い。

すごい映画だった。
観に行って良かった。

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