ピンクハウス50周年記念展の話
先週末に訪問したこちら!
日本のKAWAIIファッションの原点、老舗激ロマンティックなお洋服でおなじみピンクハウスの50周年を記念した展覧会に行ってきました!
ブランドの存在はもちろん知っていたけど、正直そこまで思い入れはない。けどたまに古着屋で見かけるオールドピンクハウス(主に80年代から90年代初頭の、創立者金子功氏が退任するまでの年代)のお洋服を見て、作りの精巧さやぶっ飛んだデザインに感動したりはしてた。
特にオリジナルのテキスタイルデザインは他の追随を許さない世界観で、とある某くまちゃん柄のシャツは色違いで2枚所持しているw
まあその程度の知識なので、往年のピンクハウスを間近でみられるなんて!とわくわくしながら乗り込んだのでありました。
今回は何を着ていくか悩んだけど、古着屋購入のシンプルなロゴ入りの真っ赤なスウェットを着用して訪問。にわか感は否めないがまあしょうがないw
他の来場者の皆さんのやる気!本気!なピンクハウスコーデをたくさん見られたのも密かに楽しかった!
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往年の名作たちがずらりと並ぶ会場は圧巻!
ピンクハウスといえばのこのレイヤードのスタイリングよ。
「これが本家やで、どや!」って感じの圧がすごい。
この重ねて重ねての着方ってとても日本的な感覚だと思うし、すごくセンスが試されるよね。
冒頭のブランドヒストリーのところで
「当初はブランド名を”クリスマス・ツリー”にしようとしていた」という文面があったが、たしかにツリーやサンタといったクリスマスモチーフのデザインはハチャメチャにかわいい…!!よーく見ると釦の柄までサンタクロースとかなんだよ…なんだそれかわいすぎる。
"神は細部に宿る"とはまさに!
ニットの編地やモチーフ、テキスタイル、ボタンひとつとってもめちゃくちゃ凝っててかわいい〜ずっと見てられる~
膨大な資料や映像でブランドのクリエイティビティに焦点を当てたコーナーは本当に感動した。
オリジナル生地のプリントの様子(京都)や、刺繍工場のサガラワッペン(岐阜)、全て手作業で作るコサージュ(東京)…日本のものづくりの職人技に感動した。
50年ずっと続いているブランドの、日本の職人技術があってこその素晴らしい服。
この伝統を、途切れさせずに続けていくことのなんと大変なことか。そんなことを考えていると、どんどん出来上がっていく様子を見ながらなんだか涙が出てきた。
表面的にはただひたすらに可愛らしいお洋服なのに、そのふわふわに内包された中身はめちゃくちゃ男前というか体育会系というか、、すごく芯の強さがある。
これかぁ。この癖になるようなアルデンテ?w感覚にみんな虜になっちゃうんだ。
だからこそこんなに長い間愛されてきたんだろうね。
夢みたいに可愛らしいものに囲まれた空間で、プロフェッショナルの仕事に触れて、自分の仕事に対する甘えに反省することになるとは…w
いや、でも、明日からもっと真摯に仕事に向き合っていきたいな、向き合わなければ!とやる気がむくむくと湧いてくるような展示でした。
見に行けて良かった。
ここに載せた以外にもアーカイブやコラボアイテムの展示などたくさんの展示が見られて満足満足!
予約制で9日まで開催中ですので、気になる方は是非行ってみてね。
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