#6 アクターズさんで気づいたプロ意識って。

先月いっぱいまでやっていた「沖縄セルラー」様の春キャンペーンの
全クリエイティブをギルドオキナワでさせてもらいました。

ポスタービジュアルです

TVCMの企画をキーとして、グラフィックからキャンペーンサイトまで展開しました(統合してクリエイティブを通貫できるのがギルドオキナワの強み)

アクターズといえば安室奈美恵さんやスピード、MAXなど<芸能の島 沖縄>を作った人達です。

その頃、仲本は東京で大学生していましたが、田舎もんとバカにされていた沖縄人(ウチナンチュ)の扱いが急にガラっと変わったのを覚えています。
「ありがとう安室奈美恵〜!」って高円寺で酔っ払って叫んだのを思い出しました。


そこから20数年経って、アクターズが再結成し、新生アクターズの皆さんと仕事をすることになりました。そこで昔のことを思い出したのでした。
感慨深いものがあります。

初顔合わせも兼ねて、パレット雲路1階のカフェで打ち合わせです。
少し遅れてしまって打ち合わせはもう始まっていました。

打ち合わせはすでにすごい熱量になっていました。
運営はもちろんのこと、小学生のアクターズメンバーまで。
どのようなコンセプトなのか、求められているのは何なのか、
ダンス、歌唱力、表現力、外見。それを受けてメンバーの選定方法をどうするか?
そこから本番に向けて何度も打ち合わせを重ねました。
そして撮影当日。

アクターズの皆さんもメイクし、衣装に着替えて撮影本番です
もうちょっと動きをつけて!もうちょっと可愛く!もうちょっとコミカルに
など、監督の大雑把な指示にもかかわらず、自分自身の解釈でチェレンジする姿に感動しました。ちょっとウルっとくるくらい。


撮影も終わりオンエアされてこのGUILD OKINAWAは役割は終了です。
振り返ってみると、あの時アクターズの皆さんへの感情は何だったんだろうと振り返りました。

可愛くもあり、頼もしくもあり、なんか恥ずかしくなるような感情。

おそらくアクターズメンバーから感じるプロ意識に感動したんだと気づきました。

昭和生まれの自分は、初心者は控えめな態度で、頑張って練習や年月を重ねて、少しづつ経験を重ねて、意識もそれに比例して付いてくるものだと、その先にプロフェッショナルというものがあると植え付けられています。
なので、小学生ならこのくらい、中学生ならこのくらいなど、勝手にメモリつけていました。プロと呼ばれるには実力が必要で練習や年月が必要だと思いますが、だけどプロ意識は「私はプロ」と思った瞬間に、その意識はプロなんだと思います。それは思い込みでもいいのでは?とも思います。

芸能活動している子もいましたが、アクターズが再始動して、表現の世界へ入った子供たちが大半です。しかし、そこには確かにプロ意識という芽生えが確実にありました。

こんな映像表現したい!こんなアプリ作りたい!こんなイベントしたい!
そしたらみんなに注目される!モテるかも!自慢できる!
見ろ!俺はここにいるぞ!!こんな面白いことやってるんだぞ!

仲本が若い時はアクターズのメンバーよりだいぶ邪悪でしたが、
そんな気持ちを持って死ぬほど働いていました。


やったことないし、習ってないし、やり方わからないし、
と毎回不安だったけど、それを自分の欲望が上回る!!

そういうものに出会えると、人は幸せだと思います。
そしてぞれを継続して思い続ける。

俺は間違っていない、絶対面白いって。