ゆかりある日記 その38

ゆかりある日記

行くつもりなのだろうか、ゆかりさん

僕が自宅待機に家にいると、ゆかりさんは着替え始めていた。出かけるの?と聞くと気分が変わって良いのだと言う。外に出られない生活を続けてきた先輩はかしこいな、と思って僕は部屋着のままパソコンを起動する。
自宅待機なので、文章でも書こうと思いいろいろ準備をしていると隣の部屋で低い声が聞こえた。ドアを開けて覗いてみると、アラビア語講座を見ながらリピートアフターミーをしているところだった。
アラビア語…?

輪ゴムを探せないゆかりさん

両手の中指に輪ゴムを引っ掛けて伸ばし、どちらの手に輪ゴムを入っているかゲームをすると、ゆかりさんは輪ゴムの入っている手とは反対の手を選び、笑ってしまう。ゆかりさんはなんだなんだなんだ!と怒るので、もう一度やろうとすると、ゆかりさんは真剣に手元を見ている。
どっちだ!とやると今度はこっち!と正解の手を選ぶ。ケラケラ笑いながら5回戦をして、ゆかりさんは3回当てたので満足そうだった。

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