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漢江のねこ;「かちねこ」が日本でバズった理由

꽁꽁 얼어붙은 한강 위로 고양이가 걸어다닙니다
「カチカチに凍った漢江の上を猫が歩いています。」

ぼくは、このねこを勝手に「かちねこ」と呼んでいる。
「カチカチに凍った漢江の上を歩いているねこ」だからである。

バズった割には、このねこへの呼び名がなかったもので。

それはさておき、
なぜ韓国のニュースが日本でもこんなにバズったのだろうか?
おそらく、リズムのよさでしょう。
ただ、そんな考察はつまらないので、
今回は僕なりのNEW考察をしてみたい。

「かちねこ」が日本でバズった理由

1.美しい対比

まず、ねこのフォルムに着目しよう。
かわいらしいよね・・・このねこ。
「かちねこ」という響きとは対照的に、
丸っこいふわふわとした足でペタペタと歩いているわけです。

そこで、一つの対比が生まれるのです。

「カチカチ」に凍った漢江
「ふわふわ」な猫の足

「硬い」⇔「やわらかい」の対比が生まれているのです。
まさに、俳句のようです。

2.縁起のよさ

つぎに考えられるのは、「縁起のよさ」だろう
さあ、声に出していってみよう。
「カチカチに凍った・・・」

ほら、「勝ち勝ち」に凍っているでしょう?

仮に、「負け負け」に凍ってたら、
仮に、「引き分け」に凍ってたら、
こんなにバズってないと思うんだよね。

日本のゲン担ぎ・言霊信仰がこんなところにも影響していたのです。

3.まとめ

「かちねこ」が日本でバズった理由は主に3つである。
■ リズム、語感のよさ
■ 美しい対比
■ 縁起のよさ

特に、3つ目の「縁起のよさ」が一番の理由であろう。
昔から、「言葉」を大切にしてきた日本であるが故に、バズったのだといえる。

(p.s.)
僕は、「カチカチに凍った漢江を歩くねこ」を「かちねこ」と呼んでいる。
そのほかにも、
大谷選手のペットを「ちゃしろちゃ」と呼んでいる。

顔が茶・白・茶の3色(?)にキレイに分かれているでしょう?


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