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寄付したもの。もらったもの。

昨日、市のリサイクル施設に行ってきた。
不要な服を寄付するためだ。

ここでは市民からオールシーズンの不要服を引き取り、施設内に展示して無償提供している。
街のはずれにあるため片道1時間ほどかかるが、月に1度は来ている。
せっせと通っているのは「無償提供」が魅力的だからだ。

1日5点限定で、好きなものをもらえる。
これがけっこう楽しみなのである。

寄付した人だけじゃなくて誰でももらえるの。
古着といっても豊かな日本。引き取る時にもいったんチェックしますから、ボロボロの服はありません。きれいなものばかり。
知る人ぞ知るスポットで、知ってる人はリピートしますからいつも品薄。
高級ブティックのように、あまり多くない品物を余裕をもって展示している。とても見やすい(笑)。

誰でももらえるとなると、やっぱりもらうばかりの人が出てくる。
実際、行くたびに同じ人と顔を合わせたりするし(向こうもそう思ってると思うけど)転売目的っぽい人もちらほら見かける。
そういう人が同時に来ると在庫不足になる。
「寄付した人は何か持ち帰っていい」というルールにしたら在庫も保てると思うのだが、どうだろうか。
これだと利用者の意識改革ができる。

「好きなものがもらえるのなら、いらない服を持って来よう」

と思えるでしょ。欲しくない人はもらわなきゃいいわけだし。
そしたら提供用の在庫も保てるでしょ。
私の場合、自分でそのような決まりを作っているわけ。

不要な服がたまったら寄付に行く。
帰りには好きなものをもらってきてもいい。

そういう約束ごとを自分に課すだけで、日常的に「これはいらないな」という服を洗い出す習慣ができる。
1日に1枚でも、10日だと10枚だ。

今回はそういう服と、実家から持ってきたコートを持ち込んだ。

5月だったか、実家の物置にスチール棚を設置。
中を少し整理したところ、衣装ケースの中から古いコートを発見。
たぶん三十代の頃に買ったもので、ウールではあるけれど少し重かったり、生地が荒かったり。今なら手を出さないクラス(今はカシミヤやアンゴラのように、柔らかく軽いものしか買わない)。
すべてネットか古着屋で500円~1000円で購入したものだ。
タグ付きもあった。基本、ほとんど着ていない。
ざっと見て「いらないなあ」と思うものを(みんないらないんだけど、お金にならなそうという意味で)10枚ぐらいまとめて持ってきた。
これで2回目。衣装ケースに残っているコートは数枚になった。

持って来たコートの1枚は先日noteに書いたブルー。
良質の生地だったが、肩に変色が見られたため寄付できないと判断。
金ボタンやポケットのデザインが良かったのでパーツを取って解体し、ウエスにした。ウールのウエスはシンクや浴槽、鏡、床の掃除に便利です。メガネ拭きにもなるよ。カットが大変なので、今回のようにパーツ取りのついでじゃないとやらないけど。

あとは昔好きだったセーラー襟のコートやロングコート。
断捨離前提なので試着はしなかった。
うちで邪魔になってるより、誰か必要な人に使ってもらうほうがいい。
私もあの場所で何枚も素敵な服をもらった。

では今回、私がいただいてきた服をご紹介。

1 a.v.v 濃いピンクのTシャツ
キッズ100サイズ。白でロゴが入っていて可愛い。
タグに書かれた名前をマジックで消してあり、貰い手がなさそうだったのでゲット。
例のエコバッグ作ります。

持ち手が短くなるので少し布を足そうかと。可愛いのができそう。

2 Gapキッズ 白いトップス
Sサイズ、6-7歳用。
胸に大きくハート型のスパンコール刺繍がされていて、なでると向きが変わり、違う模様が出てくる。すごく面白い。
後ろが開放されたデザインなのでエコバッグにはできないが、ハート部分をワッペンにできないかなと思ってゲット。

3 Chummy ネイビーのトップス
140サイズ。ネイビーに白でロゴマーク。袖はジョーゼットのフリル。
甘すぎず、ほどよい可愛らしさ。
大き目に作られているらしくジャストサイズで着用できました(笑)。
着て行ってたTシャツが見れば見るほど変だったので、こっちに着替えました。気に入ったので愛用いたします。
最近ネイビーの魅力にハマっています。

4 エフリードのキャミワンピ Lサイズ
綿とポリの混紡。軽いAラインで膝丈の黒いキャミワンピ。
私はこのタイプを夏の部屋着として愛用している。
だいぶ古くなっているのでこちらに交換します。今、着ています。

5 シューラルーの白いブラウス
白一色で、チェックの織柄が入っていて上品。
きれいだなと思ってタグを見たらワールドで、やっぱり品質が高い。
とは言えいただくつもりはなかったのですが、ラインナップをご覧になっておわかりのように非常に品薄状態で(笑)他に何もなかったため、とりあえず確保。
何度か着てみて要なかったら次回寄付します。

そう、今回とても品薄でした。ガラガラ。
子供服に良い物があったのでよかったけど(5点中3点が子供服)、なかったらがっかりしただろうな。
私が30点寄付し、滞在中に2組の女性が来てけっこうな量の服を寄付していたので、提供用の服が完全になくなることはないと思うのですが。。。

やっぱり「寄付した人だけもらえる」ほうがいいんじゃないかな。
たった1枚のTシャツでもいいから、積極的に寄付するという流れを生活の中に作るのはとってもいいこと。
そして、欲しいものがあればもらって行く。素敵なことです。

今日は、メルカリに出してた売れない服をチェックして、寄付用の袋に移します。
目標は3点。ちょっとづつ進めていきます。

つらい毎日の記録