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うなぎはせいろ蒸しで。

今の体温 35.6

うなぎと言えばうな丼、という方も多いと思いますが、私の地元では「せいろ蒸し」一択です。
うな丼は予算が少ない人がオーダーするもの、という認識です(個人の経験です)。店内の人はみんなそう思ってるんじゃないかな。

甘いたれで蒸されたご飯と、さっくりふわふわのうなぎのかば焼きは絶品。
ぜひ皆さんに試してほしいけど、全国の人がこのおいしさに気づいて、廿浦浦でせいろ蒸しが食べられるようになるとさらにうなぎが高騰するので、知られて欲しいような、欲しくないような。

今回、NOTEの画像を探してみたのですが一見せいろ蒸しに見えるものもみんな「うな重」でした。残念。
もしかしてよその土地のうな重は安いのかしら、と思いきやそんなことはなくて、こちらのせいろ蒸しと同じ、いやそれ以上の料金で提供されています。
そりゃあタモリも地元に帰った時に必須でせいろ蒸し食べに行くわな、と思います。彼の行きつけのお店はとても有名です。
逆にうな重やうな丼を食べたい人は、こちらでは安く食べられるんじゃないかしら?だって、

せいろ蒸し>うな重>うな丼

という確固たるヒエラルキーがあるので、料金けっこう違います。
そもそもせいろ蒸しがそんなに法外に高くないし。

実は私、若い時期には甘いものが一切ダメでした。
子供の頃も、たまにはチョコも食べるけど、かっぱえびせんやカール、サッポロポテトのほうが好きでした。

地元ではすぐ近所にうなぎ屋さんがあった他、お祭りの時にやたらとウナギのかば焼きを売っていたのですが、食べたいと思ったことはありません。いい匂いだなーとは思ってたけど。
当時のうなぎはけっこう小骨がたくさん残ってたような気もします。職人さんがヘタだったのかな。
私は魚の小骨が大嫌いなんです。口の中で骨を感じた途端、滅入ります。
それもあってうなぎNGでした。さんまやいわしも苦手です。

ある時、知人の家でお昼に「うなぎのせいろ蒸し」をオーダーしてくれました。あまり気が進まなかったのですが、せっかくなので残すのも失礼と思い、いただきました。
すると、、、めっちゃ美味しかったの。
うなぎってこんなに美味しかったんだ、とショックを受けました。
どおりであちこちで売ってるし、みんなが食べに行くわけです。←バカ

以来、うなぎのせいろ蒸しは「私のごちそう」の1つになりました。

関東の番組を見ているとうな重5000円とか普通に紹介してるけど、せいろ蒸しのセットでそれぐらいです。
いつも「うな重5000円とか高すぎだろ」と突っ込みながら見ています。
でもせいろ蒸しがない地方では最高のうなぎ料理はうな重やうな丼なんですよね。悪くないですよ、悪くないけど、もっと手のかかったせいろ蒸し、ぜひ食べてみてほしいなと思うワケです。

あったかくなったから、そろそろせいろ蒸し食べに行こうかな。
旬は冬だけどね。

つらい毎日の記録