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実家で働いてきた。

実家がボロボロです。
和室の畳が腐り、床が落ちかけている状況で10年ぐらい放置していたのを去年、私と知人で解体。
結果、一部屋丸ごと床がない状態。
部屋に入るとそこは奈落の土間。
ウッカリ足を踏み外すと死ぬ恐れがあります。
空き家ならともかく、親が住んでいる実家がここまでボロいってなかなかないと思う。

うちの母は何らかの障害があるのか、こうなってもモノを移動することも処分することもできない。しない。
私は隔週でしか行けないし、その隔週も用事があれば行けないので年間に二十日ぐらいしか行けないわけ。
だからいつまでたっても業者への補修工事の発注ができない。
床のリフォームをするなら部屋の中を空っぽにするのが当然ですよね。
誰が考えても自明の理です。
でも、どう諭してもやらないんです。
解体までにたどり着くのも大変でした。
住人が荷物の整理すらしないんだもん。
部屋を埋め尽くしていたたくさんのタンスの処分も、荷物の移動もみんな私が工夫し、主導し、すべての手配をしました。

しかたないので今も少しづつモノをどかしながら修理している状態。
家の床がないという非常識な状態を早く解消すべく、不要品をまとめておくよう母に何度も言い渡したのですが、茶碗1つ、洋服1枚すら出しません。
「バカなんだろうな」としか思えません。
まあ娘がこんなバカなんだから、育てた親がバカなのは当然ですね。
ともあれ、モノだらけで家の中がまともに歩けないので私は実家が気に入っていたにもかかわらず家を出ることになりました。

それでもずっとずっと時間を搾取されています。
お金もたくさんムダになりました。
普通の親ならしなくていい辛苦がたくさんありました。
もちろん私の不出来のせいで親に与えた落胆もあったことでしょう。

今回はタンスを移動し、少しスペースを作って来ました。
みなさんの家には布団袋ってありますか?
うちは5個ぐらいありますよ。あの巨大で凶悪な布団袋が5個!正気の沙汰じゃありません。
30年ぐらい誰も泊まったことないんですけど、なんでこんなに布団があるの。
大きすぎて動かすのが難儀なので、中身をバラして整理。
DAISOで買ったいちばん大きな手提げ袋3個に入れ替えてすぐに持ち運べる大きさにまとめました。
空になった布団袋は敷き物にでもします。
洋服も整理し、不要なものを30枚ぐらい持って来ました。

①着ない
②高く売れそうもない
③ダメージがない

この3つがそろった服は市のリサイクル施設に寄付します。
何度も書いた大好きなイベント「服の交換会」があればそっちに持って行くのですが、次の開催日が不明なのでしかたありません。
まあいらない服はまだ山ほどあるので今すぐに「服の交換会」が始まったとしても私はダイジョーブ。
持って行きすぎて向こうが困る可能性はありますけどね。

リサイクル施設は今月末に行く予定。
市民が提供した服は施設内に陳列され、誰でも1日5点まで無料でもらえます。寄付してもしなくても。
「服の交換会」のほうが相対的な商品レベルは高いですが、5点というところがミソで、大したモノでなくても取捨選択してる最中がすごく楽しい。
「たくさん持ってきたんだから5枚ぐらいご褒美貰ってもいいよね」
みたいな。
無理にもらう必要もないので、好きなものが何もない時は手ぶらです。
現在ヘビロテ中のコットン+シルクのかわいいカーデはココでもらったもの。たまにすごくいいものあります。
先日は今市子「百鬼夜行抄」、山岸凉子「日出処の天子」などお気に入りのマンガが並んでいたのでゲット。
私も本持って行こうかな?

次回の帰省では小さな和ダンスを処分するため外に出します。
タンスはたいてい二分割か三分割できます。
今日、中の服をすべて出して空にしたのであまり重くないはずです。
服を出すことぐらい自分でやっといてくれれば私は他のことができるんですが、、、やはりそこが何らかの障害なのでしょう。
そもそも普通の人なら家がこんなことになるまで放っておきません。
住めなくなったら自分が困るということが「体感」としてわかるからです。
母はなにもかもが他人事のように生きています。
話してもムダなので災害に遭ったと思うしかないですね。
ずいぶん長く続く災害です。

つらい毎日の記録