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芸能人の「実家じまい」

倹約家で有名な女性タレントAが地方の実家を売却処分。
少し前に小耳にはさんだ気がするが、なぜか今朝の番組で長々と取り上げられていた。

■72年に贅沢に建てた豪邸!
釘を使わず、こだわって建てた純和風住宅。お金持ちだったんですね。
Aのデビュー後、両親を東京に呼んだため空き家になっていたが、立派な家なのでずっと残していたとのこと。

■両親が亡くなり、東日本大震災が起こり、避難場所として使うためにリフォーム
350万かかったらしい。

■実家じまいの番組に出演したことから、実家を残しておくと子供や孫に迷惑がかかると思い、手放すことを決意

ここまでの維持費がトータル1800万円だって。
固定資産税が年8万とのことで、けっこう高いですね。
さすが豪邸。

■ドキュメント番組で密着取材など受けつつ実家じまいを開始。
手始めに浴室や電気設備を250万かけてリフォーム。

これ間違ってるような気がするんだよね。
まず査定してもらうべきだし、原状で売る手もあったと思う。

■番組内で不動産屋に査定してもらう。
結果、家の価値はゼロ、土地は200万。
さらに「更地のほうが売れやすい。費用は500万」と告げられる。

個人的な感想だけど、この不動産屋はすごく古い価値観の人だと思う。
今はDIYで自分の好きなように家を造作したい人がたくさんいて、古民家再生にも注目が集まっているご時世。
土台がしっかりした家ならそのままでも需要があります。
都心やよほどのボロ家ならともかく、田舎のいい家をホイホイ解体なんてとんでもない話です。
要するにそういう人たちから引き合いのない不動産屋なのかな。
日本の不動産屋はすぐに家を解体したがるのでいけない。
新築新築ってこんなにありがたがるのは日本ぐらいですよ。
一度誰かが住んでいた家=安心な家という価値観でビジネスしている国も多いです。
価値ある家なら古くても残しておいてよろしい。

この査定を受けたAは地元にいる親戚たちに「引き取ってくれないか」と打診したが全員に断られてしまった。。。
私だったらこんなしっかりした家なら喜んでもらいますが(後で売ったっていいじゃん!)、つくづくお金持ち一族なんですねえ(+_+)。

そこで空家バンクに登録したところ、数か月でリフォーム代600万で売却することができた。
登録する際、担当者は高すぎると判断したのか「何年もかかる」と言い渡されたとのこと。
このセンスもわからない。
私の知ってる空家バンクはそのまま住めないボロ家ばかり。
それでも500万とか寝言ばっかり書いてるよ。
ド田舎なのに、、、見るたびに「まともな家はねえのかよ」とイライラします。
こんな調子なのでちょっとでもまともな案件はすぐ決まってしまいます。
貸したり売ったりする前にちゃんとリフォームしようと思うところにAさんの余裕と人の好さを感じました。

■売却が決まっても問題が。残置物の処分!
一ヶ月以内に家をからっぽにしなければならなかったそうです。
徐々にやっていたようだけど、豪邸なので追いつかなかったのでしょう。
20トンを一気に処分する羽目に。
ケチで売ってる彼女ですが、ほとんど業者回収してもらったみたいですね。
着物100着を知人の劇団に引き取ってもらったり、官能小説1000冊をMうらじゅんにあげたり(笑)、まとまったものは引き取り手を見つけたようですが、全面的にお金にすることはできなかった様子。

できれば「実家の遺品、メルカリで売ってみた」みたいなことやってほしかった。
YouTubeとかでもいいから、やってくれたら絶対に見たわ。

「遺品を売ってくれる専門業者がいるのに、知らなかったので残念だった」と回想していて、自分で売ろうとはまったく考えてない様子。
きっとメルカリ使ってないんだね。
倹約家といっても売れてるタレントだから庶民とは違うんだな。

■本にまとめた。
実家じまいしたのは少し前なのになんでテレビで取り上げていたかというと、このほど本を出したから。
コンパクトにまとめるんじゃなくて、ブログとかでリアルタイムに読みたかった気がする。
なんだかんだでこの人はお嬢さんで、とことん芸能人なんだなと思った。

終わり。

つらい毎日の記録